ヒマワリ


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大輪の鮮やかな黄色い花が、真夏のイメージとしておなじみのヒマワリ。小輪から大輪、八重咲きなど多様な花形に、花色も幅があります。草丈も3mを超えるようなものから30㎝ほどの矮性品種までさまざまです。夏花壇のアクセントに取り入れるほか、矮性品種なら鉢植えでも栽培できます。

ヒマワリはタネを播いて育てるのが一般的。日当たりと風通しがよく、水はけのよい場所で栽培します。発芽適温が高く、生育の際も高温を好むので、タネ播きは4月下旬以降に行うとよいでしょう。高性種は、株間を十分にとって播きましょう。摘心をすると背丈が抑えられ、脇芽を出して花数を増やすことができます。大輪の花を咲かせたい場合は、摘心は必要ありません。

【DATA】
■ 学 名:Helianthus annuus
■ キク科
■ 一年草
■ 開花期:7~9月
■ 植え付け期:4月下旬~6月
■ 草 丈:30~300cm
■ 日 照:日向

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マリーゴールド


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鮮やかな黄色やオレンジ色の花を次々に咲かせるマリーゴールド。丈夫で育てやすく、カラフルな花が長期間咲き続け、花壇やコンテナ栽培では定番の花です。害虫や病気の発生を防ぐ、コンパニオンプランツの一種としても有名で、家庭菜園や花壇の縁取りによく使われています。


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市販の苗を植え付けるほか、春にタネを播いても育てることができます。日当たりと水はけのよい場所を好み、土質はあまり選びません。鉢植えでは水切れによって下葉が傷みやすいので、鉢土が乾いてきたらたっぷりと与えます。さほど肥料を必要とせず、チッ素分が多いと花が咲きにくくなるので、鉢植えなどで肥料を与える場合はリン酸分の多い肥料を施すとよいでしょう。株姿が乱れたら夏に切り戻しをすると、またこんもりと茂って咲くようになります。

【DATA】
■ 学 名:Tagetes
■ キク科
■ 一年草
■ 開花期:4~12月
■ 植え付け期:
■ 草 丈:20~100cm
■ 日 照:日向

インパチェンス


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初夏から秋にかけて花を咲かせるインパチェンスは、生育が早く、こんもりと茂って次々に花を咲かせる、豪華な咲き姿が楽しめます。花色も幅広く、八重咲きになる品種などもあり、バリエーション豊かな色と形も魅力。バラ咲き品種や、暑さに強く夏によく開花するインパチェンス属の種間雑種「サンパチェンス」などが人気です。


バラを思わせる八重咲き種も人気。Klever_ok/shutterstock.com

耐陰性があり、日当たりの悪い場所でも育ちますが、できれば日当たりと水はけのよい場所で育てましょう。鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。開花中は適宜追肥を行い、こまめに花がらを摘みましょう。枝が伸びて株姿が乱れてきたら、切り戻しをして株姿を整えるとよいでしょう。

【DATA】
■ 学 名:Impatiens walleriana
■ ツリフネソウ科
■ 一年草
■ 開花期:5~11月
■ 植え付け期:5~7月上旬
■ 草 丈:15~40cm
■ 日 照:半日陰~日向
●『インパチェンスはどんな花? 特徴や花言葉、育て方について』

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トレニア


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暑い夏にも花を次々と咲かせ、耐陰性もあるトレニアは、とても育てやすいガーデンプランツ。青や紫、白、ピンクなどの小花を咲かせ、寄せ植えや花壇の彩りに活躍します。這うように低く広がるので、鉢植えやハンギングバスケットのほか、グラウンドカバーにも向いています。

耐陰性はありますが、基本的には風通しのよい日向で管理します。ただし、真夏は直射日光を避けて日陰に移動するとよいでしょう。鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、水切れに注意します。摘心をすると分枝が促され、花付きがよくなります。こぼれダネでもよく増えます。

【DATA】
■ 学 名:Torenia
■ アゼトウガラシ科(ゴマノハグサ科とも)
■ 一年草
■ 開花期:4~11月
■ 植え付け期:4~8月
■ 草 丈:20~30cm
■ 日 照:日陰~日向

夏の花を咲かせよう! 花壇・庭・鉢で育つ人気の夏花22種【多年草編】

Credit

写真&文 / 3and garden



スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。