今回の「FPに聞きたいお金のこと」は、30代女性からの「投資信託の分散方法」に関するご相談です。新NISAがスタートし、投資信託を使った運用方法に関心が高まっています。そのような中で一番気になるのは「どの商品を積み立てるのが良いか」ということだと思います。今回は分散投資の組み合わせについて解説していきます。
30代女性Aさんからの相談
全世界の株式投資信託を持っていますが、分散投資が良いという意見と、若いうちは株式だけで良いという意見をよく聞きます。やはり20~30代でも、株価が暴落した時のために債券の投資信託なども組み入れた方が良いのでしょうか?いつから債券の投資信託を資産に入れるべきか迷っています。またREITは分散投資の一つとして効果的でしょうか?教えてください。
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分散投資とは
投資を始めようとすると「分散投資」という言葉をよく目にします。分散投資は「一つの商品に集中投資をせず、投資先を分けましょう」という意味で使われることが一般的です。
ただ分散投資には「投資先」を分けるだけではなく、「投資のタイミング」を分散するという意味も含まれます。Aさんの購入方法の詳細は不明ですが、少なくとも全世界の株式に分散投資しているのは間違いありません。