お笑いタレントの今くるよさんが2024年5月27日、膵がんのため大阪市内の病院で死去した。28日、所属する吉本興業が発表した。突然の訃報に、SNSでは悲しみの声が寄せられている。
漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の相方・今いくよさんは15年5月28日に胃がんのため亡くなっており、コンビで1日違いの命日となる。
関西演芸界に貢献「第26回上方演芸の殿堂入り」受賞
くるよさんは、ふくよかな体型にカラフルな衣装がトレードマークで、「どやさ」のギャグでも知られた。22年4月に開催された吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」に出演したのが最後の舞台だったという。
吉本興業の発表によると、女性漫才師のパイオニアとして一世を風靡した「今いくよ・くるよ」は、1981年に「上方お笑い大賞」金賞、82年に「花王名人大賞」最優秀新人賞、84年に「上方漫才大賞」大賞を受賞。2023年には関西演芸界の発展と振興に貢献したとして「第26回上方演芸の殿堂入り」を受賞した。
15年5月28日に亡くなったいくよさんは、当時の報道によると、14年9月に胃がんが発覚。休養を経て12月に復帰。15年5月11日まで舞台に出演していたという。
SNSではこの訃報に「相方と一日違いってどこまで仲良しなんだろう。天国でコンビ再結成してください。お疲れ様でした」「まさか相方とほぼ同じ日が命日になるとはなぁ……御冥福を」「いくよさんと天国で漫才して下さい。御冥福を御祈り致します」「いくよさんのところに行くの早すぎますよ」といったコメントが寄せられている。