パリ発「アンジェリーナ」のサロン・ド・テが帰ってきた!

一歩足を踏み入れれば、そこはまるで20世紀初頭のパリ。創業から120年以上愛される老舗のサロン・ド・テ「アンジェリーナ」が日本に再上陸を果たした。40年以上続く日本との縁や、長年変わらずに大切にしているフィロソフィーを探る。

サロン・ド・テが「ハラカド」にオープン

アンジェリーナは1903年にパリで創業。現在もパリ本店を創業当初と変わらずチュイルリー公園に面したリヴォリ通りに構えており、世界中から観光客が訪れる。かつてはココ・シャネルやマルセル・プルーストが足繁く通ったことでも知られている。

世界進出の1号店として選んだ場所は東京・銀座。1984年にオープンしてから2016年にクローズするまで多くの人々に愛されてきた。アンジェリーナにとって日本は40年以上にわたって固い絆で結ばれてきた特別な地だという。


アンジェリーナ 原宿店

そして2024年、アンジェリーナのサロン・ド・テが待望の日本再上陸を果たした。次なる拠点として選んだのは、原宿の神宮前交差点に開業した商業施設「ハラカド」。8年の時を経て、パリの空気を東京の真ん中で再び感じることができるようになった。

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世界を魅了するモンブラン

アンジェリーナの代名詞といえば、モンブラン。こっくりとした濃厚マロンクリームが甘さ控えめのクレーム・シャンティイを包み込み、土台となるメレンゲはサクサクとした食感でアクセントを添える。一口頬張れば、甘さや食感の絶妙なバランスに心奪われる。


〈左から〉モンブラン オリジナル ¥1,400、デミサイズ ¥900(イートイン価格)

アンジェリーナのモンブランのレシピは、創業当初から受け継がれるオリジナルのまま。120年愛される理由は、正統派であり続けることにあるのだろう。

フランスではテニスボールを超える大きめのサイズでのみ展開されているが、日本限定で1/2のデミサイズも登場。季節や月替わりで登場する限定フレーバーもあり、イートインに加えテイクアウトでも楽しむことができる。夏にはアイスクリームのテイクアウトもスタートする予定だ。


モンブラン ソフトクリーム(夏頃提供予定)