文具のとびら編集部

モレスキンジャパンは2024年4月17日、東京での初めての直営店となる「モレスキン原宿店」をオープンした。 店舗では限定品や先行販売品を含む豊富なノートブックに加え、筆記具やバックパックも販売。

さらにノートをカスタマイズできるアイテム・サービスもそろえ、「自分好みの一冊」を見つけられる店舗となっている。

井田幸昌氏との限定コラボノートや「I am the city」シリーズ東京版も

東急不動産が“多様な人々の感性を刺激する、新たな原宿カルチャーの創造・体験の場”として開業した商業施設「ハラカド」の1階。約18㎡の小型の店舗ながら、8割を占めるという外国人客を中心に、休日は1日に200人ほどが訪れるという。特に、ブランドの認知度が高い欧米からの来店が目立つ。


店頭では、「I am TOKYO」というノートシリーズを大きく展開。ロンドンやニューヨーク、ミラノといったモレスキンの店舗がある世界の都市で展開されている「I am the city」シリーズのひとつで、原宿店で先行販売している。観光客のお土産としても人気なのだそう。
このほかにも、やはり店舗限定・日本限定品が支持を集めているという。中でも世界的に有名な現代美術作家・井田幸昌氏の作品を起用した原宿店限定版ノートブック、日本・中国・韓国の3カ国を代表する3人のアーティストによって手がけられた「2024年アジアンコレクション」などがよく動いている。


井田氏との店舗限定コラボレーションノートは、2023年9月オープンの神戸店でリリースして以来2作目となる。


アジアンコレクションの日本版は、例年”さくらコレクション”として展開しており、2024年版では「ちびまる子ちゃん」の作者である、日本の漫画家さくらももこ氏の作品からインスピレーションを受けたアイテムをそろえている(上写真2段目左)。日本らしいと好評で、購入する人が多いそうだ。


ノートブックに加えて、カヴェコとコラボした万年筆、ローラーボール、ボールペンや、ブラックウィングとのダブルネームの鉛筆など筆記具も販売。また、ヴィーガンレザーを使用した「プレシャス&エシカルバックパック」ほかバックパックも取り扱っている。バックパックは原宿店限定カラーも用意した。

原宿店限定カラーのバックパック

(広告の後にも続きます)

カスタマイズが楽しい!国内店舗唯一の刻印サービスも


ギフト需要も高いことから、ノートをカスタマイズできるアイテム・サービスもそろえた。
刻印サービス(有料。※ただし税込4,500円以上の製品購入で無料)は現在日本では原宿店のみで実施しているもの。「名前だけでなく、『〜歳のあなたへ』などとメッセージを刻印し、誕生日プレゼントにしても喜んでもらえると思います」とマーケティング&コミュニケーションマネージャーの藤浪哲也さん。


さらに、ノートベルト(ゴムバンド)につけて華やかに彩ることができるチャームも販売。イニシャルや星座、ハートや星といったモチーフを用意している。


また、原宿店限定で、若者を中心に人気の高いイラストレーター/デザイナーの鈴木夏菜氏の描き下ろしスタンプを設置。油性のスタンプパッドも用意されているため、購入したノートの表紙にその場でスタンプを押すこともできる。

今後はハラカドに入居する他の企業や店舗とも連携し、「クリエーティブなイベントをしていきたい」と藤浪さん。「原宿という街は若者やクリエーターが集う場所。『文化、想像力、記憶、旅、個性』をテーマにするブランドとして、皆さんのクリエーティブな活動をサポートをしていきたいと思っています」。