化けの皮がはがれ…

それでもまだ、善人ぶる嫁。「私、同居していずれはお義母さんの介護をするつもりでいたのに!」

いよいよ怒りを抑えられなくなった私は、すべてをぶつけることに。「内見の日に、すべて聞いたわ。引っ越し後は私の財産を奪って施設に放り込もうとしていたでしょ?」

そう、あの日、長男夫婦は私が聞いているのに気付かず、同居後の戦略を話し合っていたのです。

「介護施設の名前まではっきり聞こえたから、連絡してみたら……。知らない間に入所手続きが進められていて、ビックリなんてものじゃない」

さらに、息子夫婦には散財癖があり、多額の借金を抱えていたことも判明。亡くなった夫の遺産を相続した私はいい金づるだったのです。

「同居するって言いだしたのは親切心からじゃなかったのね……」

その後2人は、互いにそそのかされたと言い訳し、何とか私をつなぎとめようとしましたが、時すでに遅し。私は彼らとは文字通り距離を置こうと決め、遠方で暮らしていた次男夫婦のところで同居することに。私のお金で二世帯住宅を建てる運びとなりました。

現在も、本心から私を受け入れてくれた次男夫婦と楽しく生活しています。建築中に孫も産まれて、めでたい限り。やさしい家族に囲まれ、とても満たされています。

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裏があった長男夫婦の同居の申し出。あやうく新築を買わされ、財産も横取りされてしまうところでした。彼らと疎遠になったのは仕方がないかもしれません。次男夫婦とお孫さんと、仲良く暮らしていけますように。

著者/ウーマンカレンダー編集室/トーク系
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