臼井 遥比
太平洋の南に浮かぶ島国ニュージーランド。豊富な自然環境と多様な人種が集まるこの国では、日本とはずいぶんと異なる文具事情が広がっているようです。ニュージーランドに長期滞在中の文具ライターが、現地で出会った文具のアレコレをご紹介します!
タイトルにある「Kia Ora!」とは、ニュージーランドの先住民族・マオリ族の言葉で「こんにちは」を意味します。親しみを込めた挨拶として、日常的に使われています。
日本人留学生の厳選文具とは?
前回の連載でお話したように、ニュージーランドの文具事情は日本と非常に異なり、日本ほどバラエティに富んでおらず、かつ日本ブランドの文具は値段も非常に高いと言えます。このような状況下で、日々勉強に励む日本からの留学生の多くは、文具をNZ現地で購入するよりも「日本から持ってくる」ことが多いようです。
とはいえ、飛行機に載せられる荷物は限られ、仕送りにも厳しい制限がかけられるなど、アイテムを厳選しなければいけないのも事実。限られた条件のもと、留学生たちはどんな文具を選んで持ってきたのでしょうか。筆者が通う語学学校の日本人生徒4人に聞いてみました。
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ペン2種類の予備も持参!
ここさん(20歳)
「ペンケースは日本で使っていたものをそのまま持ってきました。特に予備で持ってきたものはボールペンです。NZに来る前に留学エージェントの方から『現地の文具は日本ほど質が良くないから持っていったほうがいい』と聞いたので、『ジェットストリーム』と『サラサ』を複数本持ってきました。紙の質によって使い分けています」。