フランス流の暮らしの美学「アール・ド・ヴィーヴル」を日本で体験できるイベント「オープニングセレモニー -ソワレ・ボンジュール・フランス2024」(在日フランス商工会議所主催)がフランス大使公邸で開催されました。

5年ぶりの開催となる今回。2024年はパリオリンピック開催の年であることもあいまって、より盛大な一夜となりました。

PARISmag編集部もそんな貴重な会に潜入!イベントの様子をお届けします。

 

滝川クリステルさんとクララ・ブランさん、Cocomiさんも参加!豪華ゲストによるオープニングセレモニー

受付を済ませると「リサとガスパール」がお出迎え!フランス生まれの「リサとガスパール」は2024年に原作誕生25周年、2025年には日本語版出版25周年を迎えます。

5年ぶりの開催もあってか、会場内には多くの人たちが集まりました。

ドレスコードは「パリジャンシックな平服」。みなさん、華やかなパーティーにぴったりな服装です。

いよいよ、オープニングセレモニーが開幕。フランスにゆかりのある豪華ゲスト陣が登場しました。

フィリップ・セトン駐日フランス大使、ジェローム・シュシャン在⽇フランス商⼯会議所会頭、モデル・女優のクララ・ボダンさんやフルート演奏者のCocomiさん、フリーアナウンサーの滝川クリステルさん、モデルのクララ・ブランさん、豊⽥通商株式会社の貸⾕伊知郎さんによるテープカットが行われました。

乾杯の音頭をとるのは、「サーブルドール騎士団」のベルナール・アンクティル大使。

サーブルドール騎士団とは、シャンパーニュの魅力と、剣でシャンパーニュのボトルを開けるフランスの文化「サブラージュ」を広める団体です。

迫力のあるサブラージュを披露していただき、会場にシャンパーニュが振舞われました。

フランスと日本のさらなる交流を願って、そして一夜限りのスペシャルな日を祝福し「乾杯!」。

グラスを交わす音がいたるところから響き渡ります。

 

“美食の国”フランスの本場料理を堪能!

乾杯をすると、会場にはさまざまなアペタイザーが登場。美食の国フランスらしく、パンやチーズ、ワイン、チョコレートなど、おいしいものがズラリと並びます。

シャンパーニュのおつまみには、奥渋谷にあるフレンチ『Le Comptoir(ル・コントワール)』がセレクトしたフランスチーズがぴったり。

『Le Comptoir』はもともとチーズとワインのサブスクリプションサービスを手がけていたレストランです。

そんな目利きの『Le Comptoir』が選りすぐりのチーズを本場フランスの牧場から会場へ届けてくれました。

パリ10区で長年愛される高級エピスリー『ジュレス』のオーナーを務めるニコラ・ジュレス氏がプロデュースするジン『DISTILLERIE DE PARIS(ディスティレリ・ド・パリ)』。

調香師でもあるニコラ氏は、フレグランスの設計法を用いてジンを誕生させました。

“飲める香水”とも謳われるほど、香り豊かなクラフトジンです。

フランス生まれの冷凍食品ブランド『Picard(ピカール)』のブースでは、マカロンやサンドウィッチ、冷製スープなど、豪華なアペタイザーが並びます。

4種のフレーバーを揃えたこちらのマカロンも冷凍で販売中。

冷凍食品とは思えない、外はサクッと中はしっとりとした本格的な味わいです。

フランスで誕生したキッチンウェアブランド『Le Creuset(ル・クルーゼ)』のブースでは、ベルナール・アンクティルシェフによる料理のデモンストレーションが行われました。

グリーンアスパラガスのリゾットとレンズ豆のプティ・サレの2品が振舞われ、列をなす盛況ぶり。

 

フランスゆかりの雑貨も勢揃い

おいしい食事を堪能したあとは、フランスゆかりの雑貨を見ていきましょう!

ベビーから大人服まで人気を集めるフランスのファッションブランド『プチバトー』からは、新しくフレグランスとボティケアアイテムが登場。

天然素材を活用し『プチバトー』らしい、ベビーから大人までファミリーで使えるラインナップです。

PARISmagでもお馴染みの『My Little Box』。スカーフやポーチ、バッグやスキンケアアイテムなど、毎月その季節のテーマに沿ってライフスタイルグッズを届けてくれるサービスを展開しています。

シンプルでありながら遊び心を忘れない、フランスらしいデザインで愛されています。

1821年、パリの南・ロワール河岸にある自然豊かな町ジアンに設立された、陶器ブランド『GIEN(ジアン)』。

パリの街並みや、花や鳥などの絵柄が描かれた多様な食器を扱っています。テーブルに加えるだけで、食卓にフランスらしさをプラスしてくれる1枚です。

ルームウェアブランド『gelato pique(ジェラート ピケ)』と料理界を代表するフレンチの巨匠『Joël Robuchon(ジョエル・ロブション)』のコラボレーションコレクションが今年も登場。

南仏で過ごす爽やかなバケーションをイメージした夏コレクションです。

「料理は愛から始まる芸術」というロブション氏の言葉を引用したロゴTシャツは、夏にうれしい接触冷感素材。暑い季節もさらりと気持ちよく着こなせます。

 

「ますますフランスが好きになる1日でした」もえの美術館巡りさん

各ブランドのブースを見終えたあとは、今回招待されたインフルエンサーのおふたりに感想やフランスの思い出を聞いてみました!

1人目は、「もえの美術館巡り」さん。美術展レポートやアートグッズ・美術館周辺のカフェ情報をInstagramで発信しています。

フランス大使公邸の入り口には、今回のイベントを記念してフランスの画家であるベルナール・ビュフェ氏の作品が。

「ベルナール・ビュフェは、イヴ・サンローランの生涯のパートナーだったピエール・ベルジェ氏の元恋人なんですよね。

個性的な作品が多く、4年前のBunkamura ザ・ミュージアムでの回顧展以来、久しぶりに拝見できてうれしいです。

美術史を学ぶには、フランスは避けて通れない国。次に訪れる際には、フィンセント・ファン・ゴッホが眠るお墓に行ってみたいなと思っています。

ビュフェの作品との思わぬ出合いもあったし、おいしいシャンパーニュと『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』のチョコレートもいただいて、ますますフランスが好きになる1日でした」。

 

「フランスの街並みも食文化も大好き」MOEさん

2人目は、パンやお菓子づくりなど、おしゃれな食卓やライフスタイルを発信しているMOEさん。

「2回ほどパリに行ったことがありますが、フランスの街並みも食文化も大好きです。

パンやチーズ、バターが安くておいしいことはもちろん、フランスのアンティークの食器類は本当にすてき。

私はパンをつくるのが好きなのですが、今日久しぶりに『DONQ(ドンク)』のフランスパンをいただいて、やっぱりおいしいなあと。

『DONQ』の創業ストーリーが書かれた『ドンクが語る美味しいパン100の誕生物語』も持ってますし、ドンクに勤務していたパン職人の仁瓶利夫さんの本などもパン作りが好きな人は必ず通りますよね(笑)。

今回参加させていただいて、今年の夏にはまたパリに行きたい気持ちが高まっています。

街並みや食事を楽しみながら、休日にはお気に入りの食器を見つけに、蚤の市に出かけるような旅がしたいです」。

 

フランス流のプレミアムな一夜に

イベントの終盤には『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』や『ランコム』、『プチバトー』『ジョエル・ロブション&ジェラート ピケ』などのグッズが当たる抽選会が開幕。

豪華な商品を目掛けて、盛大に盛り上がるひとときとなりました。

日本にいながらフランスに想いを馳せたプレミアムな一夜「オープニングセレモニー -ソワレ・ボンジュール・フランス」。

5年ぶりの開催となった本イベントは、さまざまなフランスのブランドや多くのお客さんが参加し盛り上がりを見せました。

2024年はパリオリンピックが開催される年。

食や美術、ライフスタイルなど、多様な魅力を持つフランスがより身近に感じられる1年となることでしょう。