自社加工の果実と自社製餡の粒あん、それぞれに合わせたバタークリームを、自社農園栽培の阿波和三盆糖を使った優しい甘さのサブレでサンドしたバターサンド。6種類のフレーバーの中から3つ、選ぶことができます。
大体の食ブームには一応乗ってみるという私ですが、その中で生意気ながら「時代が私に追いついた!」なんて思うこともあります。
バターサンドもそのひとつです。子供の頃からトーストはバターを厚めに乗せたり、バターを感じるお料理やスイーツがお気に入りでした。
最近のバターを使ったスイーツやパンの流行は、そんな私には楽しくてここのはどうかな?あっちのはどうかな?とワクワクしながら色々食べていますが、その中で私はもちろん、周りの友人や家族も声を揃えて「好き!」となったのが、この徳島生まれの岡萬本舗さんの「バターサンド A’s」です。
父がよく行くご飯屋さんで「美味しいバターサンドの専門店(※)ができた」と聞いてきたのと、私がSNSで発見したタイミングがたまたま合い、お菓子屋さんが多い芦屋でそれも住宅街で?と興味が湧いたのがきかっけです。
※「saison de cinquieme(セゾン・ド・サンクェム)」という岡萬本舗さんが運営するお店です
お店で購入、横浜の自宅にもお取り寄せ、お世話になったお友達にも手土産に……とお気に入りになりました。
作っているのは、明治35年(1902年)創業という歴史ある徳島の和菓子屋さんです。徳島の銘菓である「か津ら ふぢ餅」をはじめ、地元でも愛されるお菓子屋さんで、伝統的なお砂糖「阿波和三盆糖」の原料であるサトウキビを自社農園で栽培しています。
このバターサンドも果物の加工から粒餡まで手作りで、阿波和三盆糖の優しいふわっとした味わいのサブレで作られています。
3個セット(9個セットもあります)は、お取り寄せでも好きな味を選べるのが嬉しいです。ラムレーズン(洋酒入り)、小倉あずき、苺、無花果、りんご、季節のスペシャルの6種類の中から選べます。
特に私のおすすめは小倉あずき。あんバター好きにはたまりません。あまじょっぱいバタークリームとの相性も抜群です。またサブレが、時間の経過とともにしっとりするのですが、それがまたお気に入りポイントです。
バターサンドといえば硬めのものも多い中、こちらはバタークリームとのなじみが良く、バタークリームの分厚さに驚きますが、不思議とふわっとあっさりで、最初は一個食べられるかなと言っていた父もペロリ。普段バターサンドに食べ慣れている方もそうでない方も一緒に「流行りのバターサンド」が楽しめておすすめなのです。
季節のスペシャルはその季節の旬の果物が使われていて、王道の苺も甘酸っぱくておすすめ。何度も食べたくなるバターサンドです。