ドイツでの滞在を経て、写真を再解釈する。

『&Premium』本誌をはじめ、雑誌や広告など多方面で活躍する写真家・原田教正さんによる個展「時間の園丁 TOKINO ENTEI」が、南青山の『Information』にて6月1日(土)〜6月9日(日)にわたって開催される。

2023年9月〜12月の間、拠点をドイツに移して制作を行なった原田さん。本展のテーマ「時間の園丁 TOKINO ENTEI」は、渡独する際に機内で読んだ、音楽家・武満徹の著書『時間の園丁』から引用したもの。原田さんが異国の地で写真というメディウムを再解釈するうえで、大きくインスピレーションを受けた一冊だ。

“どうしたら、写真を捨てずして、写真から自由になれるだろうか”

本展は、ドイツ滞在中に再考した「写真」というもののあり方について、「写真による園丁を造園することで向き合おう」という試みの一貫。50部限定のタブロイドをリリースするほか、6月8日(土)には、写真家・木村和平さんとのトークイベント(事前予約制)も開催を予定している。原田さんは渡独を経て、どのような園丁を造園したのか。ぜひこの目で確かめたい。

Event Information時間の園丁 TOKINO ENTEI

会場:『Information』
住所:東京都港区南青山4-24-10 Box–8 A
会期:2024年6月1日(土)〜6月9日(日)
営業時間:12:00〜19:30