一日のうち、私たちの素肌に長い時間触れているランジェリー。あまり表からは見えないものかもしれないけれど、お気に入りのランジェリーをまとえば背筋が伸びたり、リラックスできたり、自分だけのおまじないのような効果がある。丁寧なものづくりと独創的なクリエーションで注目を集める、日本発ランジェリーブランドをご紹介。
ESS by(エス バイ)
カーヴィングラインライトブラ ¥8,910/エス バイ
女優の長谷川京子がプロデュースするランジェリーブランド。「自愛」をコンセプトに、「肌と密に触れる下着からこだわることによって、女性が自由に自分を愛せるようになるきっかけになれば」という想いからスタートした。公式サイトでは長谷川による描き下ろしエッセイが更新されている。
センシュアルなシアー素材を使用したカーヴィング ライン ライト ブラは、ブランドの代表的なアイテム。ボーンは入れずに幅のあるサイドベルトにすることで、締め付け感のないしっかりとしたホールド感を実現した。レースなどの装飾のない、ミニマルなデザインで幅広い年齢層から支持されている。
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SOEUR tokyo(スールトーキョー)
(左)ホワイト アンダーシャンティボディースーツ ¥79,900、ホワイト インナーリボンカーディガン ¥32,000、ホワイト アンダーリボントング ¥10,100(右)スミ インナー ジャカードコルセット ¥79,900、スミ インナー ファーグローブ ¥28,900、スミ ファーバッグ ¥35,800/スールトーキョー
ランジェリーでも衣服でもない“overwear”を提案するスールトーキョー。overという言葉には、アンダーウェアやアウターウェアなどのinとoutの概念を取り払い、素肌の上に直接羽織る新たなカテゴリである、という想いが込められている。金具で繋なぎ合わせて着ることができるコルセットやタンガなど、モードで独創的なアイテムを取りそろえている。
2024年秋冬コレクションは“コケティッシュ”をひとりの女性として擬人化し、“デカダンス”に出会うことで変化していく様子を描いた。アイテムのキーカラーが白からコーヒー、そして墨に移り変わっていくことで、変化していく女性の物語を表現している。
Puntoe(プントゥ)
ディープブレスブラジャー ¥13,200、フレアショーツ ¥4,950、ブラキャミソール ¥12,650/プントゥ
肌に優しいシルクを中心とした天然素材のランジェリーを手がけるプントゥは、デザイナー松本奈月自身が敏感肌であることから生まれたブランド。リンパや血流が集中する部分には締め付け感のあるゴムやワイヤーを使わず、開放的でありながらも包み込むようなフィット感をかなえるアイテムがそろう。
肌に触れる面積の多い生地だけではなく、ショーツのクロッチやカップの内側までシルク100%というこだわりっぷり。金型から自社で製作したフロントホックを使用。アンダーサイズの調節とホックの役割をこれ一つで果たすことで、シルク以外の構造物を極力少なくしている。シルクニットを100%使用したカップ付きキャミソールも人気アイテム。
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Foo Tokyo(フー トウキョウ)
(左から)【セットアップ】シルクレースブラレット & シルクレースショーツパールホワイト ¥66,000、【セットアップ】シルクブラレット & シルクショーツ イブニンググロウ ¥39,600/フートウキョウ
6A/5Aランクの最高級シルクを使用したアイテムを展開するFoo Tokyo。「ただいま」から「いってきます」の間にある、やすらぎのおうち時間をデザインするラグジュアリーライフスタイルブランドだ。 “The luxury of doing nothing(なにもしないというぜいたく)”をテーマに、“なにもしない時間を過ごすことへの肯定”をブランドステートメントとして掲げている。
シルク100%のランジェリーラインは、ブランドで定番のシルクパジャマと同じ生地を使用。吸い付くような肌触りは、着ていることを忘れてしまうほど。ファッション性の高いデザインにもこだわり、真珠のようなホワイト、シックなカーキ、リゾート地の夕焼けを思わせるオリジナル柄、上質なレースをつけたタイプなどこだわり抜いた色柄がそろう。ブラレットはノンワイヤーでストレスがなく、ショーツはそけい部を締め付けないショートパンツのようなデザイン。
text: Azu Satoh
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