横浜市イギリス館<横浜市指定文化財>


港の見える丘公園内に位置する「横浜市イギリス館」。英国総領事公邸として現在地に建てられた鉄筋コンクリート2階建て。1階は、サンポーチを備え、広々としたテラスは芝生の庭につながっています。2階の広い窓からは庭や港の眺望が楽しめます。

テーマ  À「WA(和)」〜和と向き合う

異国情緒漂う洋館で日本の文化を伝える伝統の器と、フランスのエスプリ、職人技が光る花がハーモニーをかなでます。伝統を受け継ぎながらも現代の魅力を兼ね備えた器と普遍的な美しさをもつ植物の色彩が際立ちます。横浜市イギリス館の食堂のテーブルを飾るおもてなしの器、おもてなしの花々、遊び心あふれる花空間、インスタレーションをご覧下さい。

【伊万里 有田焼(佐賀県)】伊万里有田焼は1616年、磁器発祥の地として400年の歴史を持つ産地です。各窯元は伝統の技法を継承しながら、現代の生活トレンドに沿ったハイクオリティーな食器を多数生み出しています。そんな有田焼の中から、オリジナリティーのある食器を紹介します。

ローラン・ボーニッシュ

Laurent.B Bouquetier代表 フラワーデザイナー


フランスパリ出身。田園調布のアトリエを拠点にフラワースクール、イベント、インスタレーション、日常の花贈り、花飾りを提案する、花のアルティザン(職人)として活躍。著書に『ローラン・ボーニッシュの季節の花合わせ』、『Jeux de Fleurs』等。

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山手111番館<横浜市指定文化財>


港の見える丘公園内に位置する「山手111番館」は、「横浜市イギリス館」の南側にあるスパニッシュスタイルの洋館。広い芝生を前庭とし、港の見える丘公園のローズガーデンを見下ろす赤い瓦屋根の建物で、地階がコンクリート、地上が木造2階建ての寄棟造り。

テーマ Monochromatic

シンプルかつダイナミック! 館内の各スペースの装飾をひとつの色にまとめます。モノクロのお花が生む器とのコントラスト、館内と装飾のコントラストを楽しんでください。

【会津塗・大堀相馬焼(福島県)】430年以上の歴史を持つ会津塗は、さまざまな漆の伝統的技法をしっかりと受け継ぎながら、最新の技術も柔軟にとりいれ、現代生活にフィットした斬新なデザインを有します。そんな会津塗の中から、カジュアルでモダンな器を紹介します。大堀相馬焼は300年の昔、浪江町大堀(旧大堀材)を中心に発達した焼物です。東日本大震災の影響で浪江町を離れ避難先で復活した伝統的工芸、窯元が作陶を再開し、新たな名品が生まれる大堀相馬焼を紹介します。

座間アキーバ

株式会社花とんぼ代表取締役 フラワーアーティスト


東京生まれ、シアトル育ち。2010年から講師として全国各地を巡りキャリアをスタート。2014〜2019年長崎ハウステンボス世界フラワーガーデンショーにて特別展示を披露。2018年、シンガポールで開催された世界ガーデンフェスティバルに日本代表として出場。2017年、株式会社「花とんぼ」設立。現在神奈川県葉山町でアトリエを構える。

Information


花と器のハーモニー2024  「Rediscovery~世界のアーティスト×日本の器~」

https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/yamate-seiyoukan/

会期:2024年6月1日(土)〜9日(日)9:30〜17:00

     6月1日(土)、7日(金)、8日(土)は、19:00まで。期間中休館なし

場所:外交官の家、ブラフ18番館、ベーリック・ホール、エリスマン邸、山手234番館、横浜市イギリス館、山手111番館

入館料:無料

主催:横浜山手西洋館 花と器のハーモニー実行委員会

*館内での撮影は、携帯電話とタブレットによる写真撮影のみ。



Credit

文 / 3and garden



スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。