ベストな紫外線対策は?
サングラス、帽子、日焼け止めは必須
「顔はサングラスと帽子で紫外線が当たらないようにし、日焼け止めを塗って。体も紫外線にさらされないよう、肌が見える部分は日焼け止めを塗りましょう。紫外線カット効果のあるカーディガンなど衣類を活用しても良いでしょう」
日焼け止めはこまめに塗り直すと効果がアップ
「日焼け止めの効果は数時間程度。1日アウトドアで過ごすなら、2~3時間ごとに塗り直しましょう。また、晴れた日しか塗らない人も多いようですが、曇りや雨の日も晴れの日よりは少ないものの、紫外線が降り注いでいます。
夏だけ紫外線が強いわけではありません。紫外線対策は1年を通しておこないましょう」
黒田先生は「飲む日焼け止め」でも対策
「日焼け止めのサプリメントは以前は海外製しかありませんでしたが、最近は日本製のものも見るようになりました。原料によって2種類あり、1つはシダ植物を原料としたものと、もう1つがフルーツやハーブを原料にしたものがあります。
シダ植物を原料にしたサプリメントは飲んだあとすぐに効果が表れる即効型。フルーツやハーブを原料にしたものは、継続的に飲むことで効果が出る遅効型です。
私は日常的には遅効型のサプリメントをとり、ランニングなど外で過ごす時間が多いときは即効型を服用しています」。
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まとめ
夏は一生懸命日焼け止めを塗るのに、秋冬になるとついさぼってしまいますよね。けれど、紫外線は美容だけでなく健康にも影響があるということ。女性だけでなく男性も対策が必要だと黒田先生は言います。家族やパートナーの方などにも教えてあげてくださいね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
取材・文/岩崎みどり(51歳)
ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。
著者/監修/黒田 あいみ 先生
美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)/東京美容外科沖縄院院長。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。Instagram:@kurodaaimi