2024年2月にオンラインでの販売が始まり、多くのメディアやSNSから注目を浴びている『BISCAKE』。チーズがメインとなることの多い“チーズケーキ”を、ビスケットに焦点を当てて捉えなおした新たな形のスイーツです。
今回は、そんなビスケットチーズケーキの魅力をウフ。編集部が実際に食べて紹介。洋菓子工房ZAXFOXと菓子研究家の福田里香さん、デザインクリエイティブスタジオ・KIGIがコラボして生まれた話題のスイーツに迫ります。
ビスケットとチーズ、どちらもとことん楽しむスイーツ
BISCAKE最大の特徴は、天面と底面に配したビスケット生地でチーズケーキを挟んだ“ビスケットサンドチーズケーキ”であること。この新たなスタイルは、「チーズケーキのビスケット部分がもっと食べたい!」というお客さんの声をきっかけに生まれたそうです。
開発においては、ビスケット部分をフォークで刺した際にケーキの形が崩れないよう、さまざまな角度から微調整を行ったとのこと。1年半の試作を重ねて作られたケーキはフォークを入れるとさっくりとした感覚があり、手ごたえだけでもその香ばしさがわかります。
(広告の後にも続きます)
“一番生地”のみを使ったビスケット
製菓業界で使われることの多い、「一番生地」「二番生地」という言葉。はじめに型抜きした「一番生地」と余った「二番生地」を混ぜて用いるお店も多いなか、BISCAKEでは一番生地だけを使うことにこだわっているそうです。
一番生地を使う理由は、二番生地は一番生地ほど膨らみづらく、素材がもつ本来の味わいや風味を活かしづらいため。こだわり抜かれたビスケットからは、小麦の素朴な美味しさはもちろん、濃厚なバターのうま味も感じられます。
底面のビスケットには、シナモンと自然塩を加える工夫も。最後まで飽きずに楽しめるよう、細やかな配慮がなされていました。
チーズケーキ部分に使われているのは、3種の乳製品。軽やかな味わいに仕上げるために、マスカルポーネチーズ、クリームチーズとサワークリームをミックスしたそうです。
高温のオーブンで短時間焼かれたケーキの表面には、食欲をそそる色合いの焦げ目も。ケーキの味わいがキャラメリゼによって引き立てられ、チーズのコクが一層豊かに感じられました。