イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんによる、アラフィフ女子の日常を描いたマンガ。今回は、フカザワさんが思い知った毛髪の変化についてお届けします。
髪が細くなったとは思っていたけれど
何の気もなしに、三つ編みを結んだフカザワさん。
その仕上がりを見てみると……。
半年近く美容院に行っていないので、髪の毛が伸び放題な私。
早くカットに行かなくちゃなぁと思いつつも、面倒臭い気持ちにあらがえず……。
行ったら絶対心身共にスッキリして「行ってよかった!」って思うのもわかっているんですけどね!
そんなことをうじうじ思っていても髪の毛は収まりがつかないので、普通にシュシュとかで後ろでまとめようかなと思ったのですが、それも何となく気分じゃなくて。
そんなときふと、頭に浮かんだのは三つ編み。
久しく三つ編みとかしてないけど、元々ヘアアレンジが大の苦手なので若いときは唯一できる三つ編みをよくしてたんですよね。
若いときにやってた髪形をアラフィフになってすることに少し恥ずかしい気持ちもあったのですが、家の中だし誰にも見せないし、まぁ気分転換にもなっていいかな!とやってみることに。
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減ってわかる髪のありがたみ
久々の三つ編みですが、意外とスムーズに編めまして! いつもと違う髪形にテンションも上がるし、伸びまくって収まりがつかなかった髪の毛もスッキリしてなかなかよかったのです。
でも鏡を見てて、何か拭えない違和感。
似合ってる似合ってないとかそういう話でなく、その違和感がなんなのか初めはよくわからなかったんですけど、はたと気付いたのです。でき上がった左右の三つ編みのボリュームが、びっくりするほど全然なくてめちゃめちゃ寂しいことに……!
というのも私は昔から髪の毛が太く、かつ量も多めで、三つ編みなんかすると片方だけでもかなりの太さなのでした。
まさに、しめ縄みたいだなって自分でも思っていて。
でも、そのころから何十年とたちアラフィフになった今の私の三つ編みはというと、もう細くて頼りなくて存在感なし!
年齢を重ねると、髪の毛の量が減ったり細くなったりするってよく聞くし、私ももちろんその自覚はこれまでもあったのですが、ここまで如実にそれを感じたのは初めてなのでした。
そうか、これが加齢か……!
加齢は誰しもが通る道だし、日々受け入れてきてはいたことだけど、まさか三つ編みのスッカスカ具合で感じるとは思わなかったです。
でもだからこそ、細くなってきて量の減ったきた今の髪の毛のありがたみがよーくわかりまして。
もうなくなったものを嘆くより、今あるものを大事にしていかなくちゃだわ。
ヘアケアや育毛にますます力を入れていかなくちゃなーと思った久々の三つ編みヘアでした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者/フカザワ ナオコ(51歳)
イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。2023年9月27日に新刊『もうすぐ50歳、調子のいい日がほとんどありません』(1540円/幻冬舎)が発売。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973