地域年齢問わず、人気の絶えない“ラーメン”。お店ならではの特徴が光るラーメン店は、いつも人々を魅了してやみません。その中、今年2024年にオープンしたばかりの、今おさえておくべきオススメラーメン店とは
【麺楽 軽波氏(かるぱし)】/武蔵新城
『強煮干し鶏醤油』(950円)+『マトンわんたん』(200円)+『茄子のアチャール飯』(250円)
2024年3月15日オープン。
店名は「かるぱし」と読む。カレー好きなら「えっ!?」と思うだろう。カレーで人気の「カルパシ」店主、4店舗目にして、初のラーメン業態なのだ。
麺メニューは4種類あり、強煮干し鶏醤油がオススメ。そしてマトンわんたんと茄子のアチャール飯も必須。ラーメン自体は、昨今、定番とも言える人気メニューが揃っている。しかし、驚くのは食べてから。チャーシューは2種類で1枚は低温調理のローストポーク、そしてもうひとつがインド産カシアシナモンで仕上げた豚バラチャーシュー。ここでカレー職人の技が効いてくるのだ。次に茄子のアチャール飯を食べてみる。マスタードオイルがばっちり効いており、米はタイ産高級ジャスミンライス。単品でもなかなかのサイドメニューだが、ラーメンの途中で食べることにより、口内にスパイシーさが残ったままスープを飲むと味変になって、しかも心地良い。そして次は、マトンわんたん。スパイスとハーブを利かせており、これを食べた後のスープがまたおいしい。この3種の組合せが絶妙。スープ自体は無添加無化調スープ。そこにインド産のスパイスなどが加わって、個性溢れるラーメンになる。いやはや、恐るべし新店の誕生である。
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麺楽 軽波氏
【エリア】武蔵小杉/元住吉
【ジャンル】ラーメン
【ランチ平均予算】-
【ディナー平均予算】-
【麺 銀座おのでら 本店】/表参道
『特製醤油ラーメン』(1450円)+『トリュフワンタン』(400円)
2024年5月1日オープン。
「銀座おのでら」がラーメンへ参入! 年初に行われる新春マグロ初競りでは、今年で4年連続5回目となった一番マグロを落札した会社である。グループ売上高1300億円、グループ社員数2万超の一大企業。グループ内でミシュランの星を獲ったシェフプロデュースのラーメン店が爆誕。
さまざまな銘柄鶏から取った鶏清湯をベースに焼き鴨の香ばしさをプラス。道南昆布、しいたけ、まぐろ節、香味野菜など、多種多様な食材を長時間じっくり炊き上げたスープ。フライド鶏皮チップがいいアクセントになっている。最初は鶏が来て、やや円やかになっていき、途中からハーブバターを溶かすと洋風に変わり、コクも増す。トリュフワンタンも味変に貢献してくる。タレは本醸造醤油、丸大豆醤油、たまり醤油、魚醤など数種類の醤油を独自にブレンド。麺は北海道産小麦「きたほなみ」をベースにした特注麺。チャーシューは豚と鴨の2種類を用意。どちらもしっとり柔らかく、香ばしい。ハーブバターやトリュフワンタンなどのアイテムはフレンチシェフらしく、このラーメン店の個性や特徴を一番表現している。単なる異業種参入店ではなく、高品質ラーメンの新店誕生だ。
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麺 銀座おのでら 本店
【エリア】原宿/明治神宮前
【ジャンル】ラーメン
【ランチ平均予算】-
【ディナー平均予算】-
【らーめん飛粋 武蔵新田店】/武蔵新田
『チャーシューメン+キャベツ』 1500円
2024年5月1日オープン。
池上線武蔵新田駅のほぼ駅前にオープン。蒲田の本店は常に1時間以上並ぶ行列人気店。新世代“家系”ラーメンである。私が行ったときはGWだったからか、開店間もないのに整理券方式で2時間待ちの大人気。店名が同じ2号店だが、麺やトッピングなどは本店と少し変えている。個人的にはチャーシューがおいしいのでチャーシューメンとキャベツトッピングがオススメ。
具は、もも肉燻製チャーシューが3枚、バラ肉チャーシューが3枚と肉好きにはたまらないボリューム。麺は、「春よ恋」「ゆめちから」などの小麦粉を使った特注麺。スープは食後に唇がくっつく濃厚感で本店同様・そのまま。鶏油も醤油もパンチが効いているが、最後まで飲み干せるウマさ。チャーシューも柔らかくて香ばしい。トッピングのキャベツも甘くておいしいし、言うこと無し。
らーめん飛粋 武蔵新田店
【エリア】池上/洗足池
【ジャンル】ラーメン
【ランチ平均予算】-
【ディナー平均予算】-