2カードが終わったプロ野球の交流戦。かつて交流戦はパ・リーグが大きく勝ち越すことが多かったが、コロナ禍以降は2021年、2022年とセ・リーグが勝ち越し、パ・リーグに大きく負け越すことはなくなった。

元プロ野球選手の里崎智也さんが、その要因についてある「説」を唱えた。

18回中15回パ・リーグが勝ち越し

2005年から始まった交流戦は、2005年からパ・リーグが4年連続でセ・リーグに勝ち越し。2011年は78勝57敗、2013年は80勝60敗、2015年は61勝44敗、2019年は58勝46敗とパ・リーグが大きく勝ち越す年が多くあり、18回中15回もパ・リーグが勝ち越している。

しかし、コロナ禍以降セ・リーグも盛り返している。2021年、2022年はセ・リーグが勝ち越し。2023年も負け越したものの、52勝54敗とほぼ互角だった。

里崎さんは2024年6月2日、ラジオ番組「石橋貴明のGATE7」に出演。里崎さんは「ここ最近セ・リーグ強くないですか? その理由、1つ持っています」とここ数年セ・リーグが交流戦で強くなった要因を語った。

その要因について「すすきの(札幌)、中洲(福岡)で、遊び過ぎてるんちゃうかって」と話す里崎さん。コロナ禍以前はセ・リーグの選手たちはすすきの、中洲で遊び過ぎていたため、プレーに影響が出ていたのではないかと推測した。

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遊びに「出るなっていう方が酷だね」

「コロナ禍になって、セ・リーグの方が勝ち越しているんですよ。コロナ禍で出られないから、外出してないから体力が温存されているんじゃないかと思っています。一般のサラリーマンの方も、札幌出張ですすきの行かない人いないと思うんですよ。出て行くじゃないですか、年1回なんで。そこでコンディション不良になってしまうのではないかなと思います」

宿泊先も札幌や中洲の周りに泊まっていると里崎さんが話すと、石橋さんも「なるほど、それは出るなっていう方が酷だね」と話していた。

コロナ禍以前の状況に戻った2024年。6月2日時点では19勝14敗とパ・リーグが勝ち越している。はたして、最終成績はどうなるだろうか。