YouTuber「てんちむ」こと橋本甜歌さんが、2024年6月3日に公開した動画の概要欄で、「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣被告の獄中記について「気がついたら釘付け」などと言及した。

渡辺被告は4月22日、マニュアルを販売し自らも男性の好意に付けこみ計約1億5500万円を詐取した罪などで名古屋地裁で懲役9年、罰金800万円の実刑判決を受けた。なお渡辺被告の弁護人は5月1日、判決を不服として控訴している。

獄中記で…「弱さや陰を纏った私」を意識

てんちむさんは23年10月から活動休止。24年4月末にシングルマザーとして子どもを出産したと明かし、5月には活動再開を宣言したばかりだ。今回の動画は復帰前後の心境を語る内容で、赤ちゃんが初めて声で出演する場面もあった。

概要欄では、「りりちゃんはごくちゅうです」というXアカウントが発信している渡辺被告の獄中記について、「気がついたら釘付けになって見てました」と明かす。

てんちむさんは、「内容が真っ直ぐなのに歪んでいて、光と影のコントラストがとても強いんだけど、文才がエグくて短編小説を読んでるみたい」などと私見を述べたうえ、

「りりちゃんにのめり込めばのめり込むほど、頑丈な蓋をして海底に沈めたはずの、弱さや陰を纏った私が『オラオラ出せやァ』と蓋をこじ開けようとしてきます」

と自身の内面を引き合いに出した。渡辺被告の文章とリンクするような表現を用いて、「もし今、蓋を開けたら『わたしも、こんな世界がキライで、こんな世界にしんでほしかったよーーー』と、沈めた私はまだそう思ってるのか」と記している。

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「獄中日記を通して曝け出せるりりちゃん」に思い

てんちむさんは「強くなりたくて、変わりたくて、頑張りたくて、海底に沈めた自分を、今の私は愛せるのか」と続け、

「怖いもの見たさに会って確認してみたくなりましたが、余裕で度胸がありません。私はこのまま押し殺したいはずなのに、時折、陰の生存確認ができると安堵してしまう自分もいます」

と述べる。「でももうすぐ始まる第二章に、対面せざるおえないんだろうなあ。その時にはそんな自分も受け入れられるくらいの器と余裕を用意しておきたいものですね」(原文ママ)とも。一方で、

「そんな光と影が強い心の内にしまっておきたいエピソードを、獄中日記を通して曝け出せるりりちゃんが、私はどこか羨ましく思ってます」

と思いを吐露。最後には、自身のXアカウントを「綺麗なポストの割に、いいね欄はりりちゃんの獄中日記3件のみ」と紹介し、「こちらもコントラストが激しいです」とこぼした。