野菜苗や花苗の病害虫対策にこれ1本!
ベニカVフレッシュスプレー
病害虫が発生すると、葉に穴が空いたりして見た目も悪く、せっかく膨らんできた野菜が食べられてしまわないかと心配で日々ストレスになりますよね。家庭菜園で、手軽に病気や害虫に対処したいという方におすすめなのが、気になった時にさっと使える殺虫スプレーや殺菌スプレー。希釈の必要がなく、必要な時に必要なだけ使えるスプレータイプは、家庭菜園やベランダガーデンで楽しむ小規模ガーデナーさんにぴったりです。なかでも、さまざまな野菜に幅広く使え、家庭菜園で発生しやすいベーシックな病害虫対策を網羅したものを選べば、1本用意しておけば病害虫対策は準備完了です。
2024年、数々の園芸資材の開発・販売を行う住友化学園芸が、55周年記念商品として発売した「ベニカVフレッシュスプレー」は、家庭菜園ビギナーにおすすめしたい、そんな手軽な万能スプレー。3つの有効成分がしっかり効く、殺虫殺菌スプレーです。トマトやナス、キュウリなど、家庭菜園でよく育てられる野菜はもちろん、カキやブドウ、リンゴなどの果樹、バラをはじめとする花き類、さらに庭木類と、幅広い植物に使えるので、大抵のケースはこれ1本あれば対応可能。アブラムシ、アオムシ、ウリハムシ、カイガラムシなど、庭や家庭菜園の定番害虫に、素早く効いてくれます。植物によっても異なりますが、レタスやキャベツといった葉菜類は収穫7日前、トマトやナスなどの果菜類は収穫前日まで使用できるので、気になった時に使いやすいスプレーです。ただし、総使用回数の制限などはあるので、注意事項をよく読んで適切に使用しましょう。
使用の際にはよく振ってからスプレーを。ジェットノズルに切り替えれば、手の届きにくい場所や背の高い果樹も狙えます。
「ベニカVフレッシュスプレー」は、殺虫成分が効きにくい薬剤抵抗成害虫にも効果がある物理防除の殺虫成分に加え、浸透移行性の殺虫・殺菌成分を配合。有効成分が植物全体に行き渡り、植物自体が病害虫に対抗できるようになるので、スプレーした後も効果が続き、雨が降っても流れません。例えばアブラムシへの効果は、なんと1カ月! 一度シュシュッとスプレーすれば、何度も対策する必要がない手軽さは、家庭菜園で大きな魅力です。また、逆さ散布可能なので、害虫が潜みやすい葉裏を狙って噴霧できる使い勝手のよさも嬉しいですね。殺菌成分も含むため、害虫対策だけでなく、キュウリやトマトなどに発生しやすいうどんこ病や、バラの黒星病にも効果あり。感染後の症状拡大を防ぐのはもちろん、そもそも病原菌の感染を防ぐ予防効果も! ニオイも少ないので、住宅地でも気兼ねなく使えますよ。
「ベニカVフレッシュスプレー」は、1,000mlと420mlの2サイズがあるので、庭の大きさや使用量に合わせて選べます。
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まだ間に合う! 6月まで植え付けができる野菜9選
ここまではすでに植え付けた苗のお世話を解説しましたが、「忙しくてまだ苗を植えていない!」という方も大丈夫。ここからは6月に苗の植え付け適期を迎える野菜を9種ご紹介します。まだまだ夏の間の家庭菜園のスタートも間に合いますよ!
オクラ
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オクラの植え付けは5~6月。種まきも6月まで可能です。高温を好むので、十分に気温が上がってから栽培を始めましょう。草丈は100〜150cmで、比較的大きく育つため、支柱を立てて倒伏を防ぐとよいでしょう。太く長い根を持つ直根性の植物で、この根を傷めると生育が悪くなるため、できるだけ根鉢をくずさずに植え付けるのがポイントです。7月頃からアオイに似たパステルイエローの愛らしい花を咲かせ、開花から1週間くらいすると、7cmほどの実が収穫できます。開花し始めた頃から2週間に1度を目安に追肥を与えますが、オクラは吸肥力が強く、窒素分が多いと葉ばかりが茂って実がならなくなるため、肥料は控えめに与えましょう。原産地では多年草ですが、日本では寒い冬を越せないため、一年草扱いの野菜です。
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エダマメ
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エダマメの種まきや植え付けの適期は5~6月。初心者でも簡単に種まきから育てることができます。直播きにすれば植え付けの際に根を傷める心配がありませんが、マメ類のタネや双葉は野鳥の好物なので、鳥に食べられないよう注意しましょう。本葉が5枚程度になったら茎の先端を摘心をすると、わき芽が出て枝数が多くなり、よりたくさん収穫できます。エダマメは根を浅く張るため乾燥に弱く、特に開花期は水切れに注意が必要。この時期に水切れすると、株や実の生育に悪影響が出ます。植え付けから80日程度で収穫しますが、エダマメの時点で収穫せず、そのまま育てて大豆を収穫することもできますよ。
ゴーヤ
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ゴーヤの植え付け適期は5月中旬~6月上旬。タネから栽培する場合は、5月中旬までを目安に種まきをしましょう。ゴーヤはつるを伸ばして生育する植物なので、支柱やネットの設置が必須です。たくさん実るとかなりの重さになるので、支柱は深く挿し込み、ネットはしっかりと固定することが大切です。つるが伸びてきたら適宜誘引を。ある程度成長したらつるの先端を摘心をすると、つるの数が増えて収穫量が多くなります。ゴーヤは葉が薄く蒸散しやすいので、水切れに注意しましょう。特に手をかけなくても自然に受粉しますが、ベランダなど昆虫が飛来しにくい環境では、雄花を摘み取って雌花に花粉をこすりつける人工授粉をするとより確実です。
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キュウリ
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キュウリは苗から育てるのが一般的ですが、十分に気温が上がった6月以降は直播きして育てることもできます。つるを伸ばして生育する植物で、地面につるを伸ばす「地這栽培」もできますが、家庭菜園では場所を取らない支柱栽培がおすすめ。支柱やネットを用意し、適宜誘引しながら育てます。キュウリは水を好むので、水切れさせないよう注意しましょう。支柱の高さを超えたら摘心し、また小づるがよく出るので茂りすぎないよう整枝します。収穫期はあっという間に実が大きくなるので、こまめに確認して採りどきを逃さないようにしましょう。キュウリは病害虫が発生しやすく、うどんこ病やべと病、ウリハムシなどに注意が必要です。
●自分で育ててみよう! きゅうりの育て方・基礎知識・旬の時期
モロヘイヤ
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モロヘイヤは種まき適期は4~6月、植え付け適期は4月中旬~7月上旬と、栽培可能な期間が長い夏野菜です。夏場の貴重な葉物野菜で、高温多湿を好むため、真夏も元気に育ちやすく、ビギナーにおすすめ。大きく成長するので、株間を取って栽培します。極度の乾燥を嫌い、水分不足になると葉が硬くなるので、水切れに注意しましょう。また、草丈が高くなりすぎたり開花すると葉が硬くなるので、40cmほどまで成長したら摘心して収穫しながら栽培します。切り取った後からわき芽がたくさん出るので、晩夏まで収穫できます。花後にできる種子には毒性があるので口にしないようにしましょう。
ラッカセイ
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ラッカセイの種まき適期は5月頃、植え付け適期は5月中旬〜6月上旬です。植え付けの際は、根鉢をくずさずそのまま植え付けましょう。花が咲き始めた頃と子房柄がもぐりこみ始めた頃に、軽く周囲を耕しながら土寄せと追肥をすると、もぐりこみがスムーズになります。葉が黄色くなってきたら収穫の合図。試し掘りをしてみて、サヤの網目模様がはっきりしてふっくらとした豆が入った充実した実であれば、株ごと引き抜いて収穫しましょう。
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サツマイモ
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サツマイモの苗は5月頃から出回りますが、苗といっても土がついていないつる苗を束ねた状態で、この「挿し穂」を苗として利用します。生育旺盛なのでスペースを取って栽培しましょう。水はけのよいやせ地を好み、前作に作物を育てていた場所では肥料分が残っているため、無肥料での栽培がおすすめです。植え付けの前には、苗を1本ずつにばらして新聞紙などの上に並べ、日陰で3〜4日乾かし、しおれた苗を植え付け前日に水につけて吸水させるというひと手間を掛けると、発根や活着がよくなります。つるが1m以上伸びたら、つるをひっくり返して株元付近に戻す「つる返し」をすると、つるの先にイモができることなく、大きなイモが収穫できます。収穫は10月上旬頃で、5℃以下になるとイモが傷むので、収穫適期を逃さないように。収穫後に2~3週間追熟させると甘みが増します。
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シソ
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シソの種まき適期は4月下旬〜6月中旬。種まきから簡単に栽培できますが、苗を購入して育てることもできます。シソは好光性種子で、発芽に光を必要とするため、覆土は薄くかける程度に留めましょう。草丈が15〜20cmくらいになったら、摘心を行うと、わき芽が出て収穫量がアップします。乾燥すると葉が硬くなるので、梅雨明け後はマルチングをするなど乾燥対策をするとよいでしょう。また、花が咲くと株の老化が早まるので、穂紫蘇(花穂)を収穫しない場合は、花穂がついたら早めに摘み取りましょう。
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トウモロコシ
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トウモロコシの植え付け適期は5月~6月中旬。十分に暖かくなった5月以降は直播きして育てることもできます。背丈を超すほど大きく成長しますが、自立するので支柱は必要ありません。ただし、台風の前などは倒れないよう支柱を立ててもよいでしょう。水はけがよい場所を好み、水はけが悪い場所では根腐れを起こすことがあります。根は深く張りますが、倒伏防止のため、本葉が6~8枚出た頃、追肥と同時に土寄せを行うとよいでしょう。トウモロコシの栽培では、1株につき1つの実を収穫するため、雌穂は一番上のものを残して摘み取ります。摘み取った雌穂はヤングコーンとして食べられます。トウモロコシの栽培では、害虫のアワノメイガに注意が必要。茎に穴をあけて食い荒らすので、葉にいるうちに発見して捕殺しましょう。また、実が充実した頃に鳥や野生動物の食害にあうことがあります。受粉が終わったら、実に収穫ネットをかぶせて対策しておきましょう。
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6月は最後の夏野菜の苗の植え付け時期。ここでご紹介した以外にも、トマトやナスといった定番の夏野菜も、まだ出回っている苗があれば栽培をスタートできますよ。ただし、梅雨がある6月は雨が多く、高温多湿の環境になりやすい、苗にとっては過酷な季節。病気に強い品種を選ぶことが、失敗しないための近道です。
植え付け後は日々の手入れを忘れず行って、収穫を楽しみに待ちましょう!
協力/住友化学園芸 https://www.sc-engei.co.jp/
Credit
文&写真(クレジット記載以外) / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。