まとめ

・貸株サービスは証券会社に株を貸すことで金利がもらえる
・証券会社は信用取引の投資家に株を貸すために株式の在庫を確保しておきたい
・権利確定日に要注意。配当や株主優待の取り扱いが変わる

今回は、「貸株とは?」というテーマを解説しました。証券会社の破綻リスク、信用リスクなどはあるものの、基本的には投資家にとってメリットの大きい制度だと思います。特に長期保有で投資をする場合、わずかな違いが大きな違いとなります。

筆者も貸株サービスを利用していますが、毎月金利が証券口座に入金されます。そしてその入金された金利は積立投資などの資金に回っていますので、効率よく資産運用ができていると感じています。

ただし、注意点でも紹介したように貸株で金利が高いものは注意が必要です。あくまで貸株サービスによる金利はおまけのような位置づけです。その株式そのものが投資に値するかどうか、自分の投資の価値観に合致するかどうかという本質的なところを優先するようにしてください。

※資産運用や投資に関する見解は、執筆者の個人的見解です。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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貸株に関するQ&A

Q:株初心者です。NISA口座で取引をしていますがNISA口座内の株式も貸株サービスを利用できるのでしょうか?

A:NISA口座内の株式は制度上、貸株サービスを利用することはできません。一般口座、特定口座預かりの株式が対象となります。

Q:株を貸している間に売却をすることはできるのでしょうか?

A:はい、売却可能です。通常の株式と同様の取引で売却することができます。