フレンチをベースに、アジアや和のエッセンスを取り入れたというコンテンポラリーな料理とワインを楽しむことができる【meso】。そのジャンルレス&ボーダレスなビストロは、多様性時代と言われる今の時代にも相
- 下北沢で発信したい、“ジャンルレス&ボーダレス”な新しい食体験とは
- ボーダレス、に込めた想い
- 自由な発想で生まれるモダンフュージョン料理
下北沢で発信したい、“ジャンルレス&ボーダレス”な新しい食体験とは
昔からアートやサブカルチャー、ファッションなど多様な文化を享受してきた街、下北沢。いわゆるダイバーシティのようだと話す方もいるほど、沢山の趣味嗜好やエネルギーが集まっている場所でもあります。そうした街だからこそフーディーたちを唸らせる、1つのジャンルに偏らない「新しい食体験」を発信するお店を作りたかった、とオーナーの桑原大輔さんは話します。
多様な文化が息づく街、下北沢にオープンした【meso】
その“ジャンルレス&ボーダレス”な思考は、一歩店内へと足を踏み入れた瞬間に、内装の至るところからも伝わってきます。シェフとの距離感がぐっと近く感じられる14席のフルフラットカウンターや、調理する様子が間近に見えるオープンキッチン、隣の人と話しやすい椅子の距離感も絶妙です。またカウンター席の一部は向かい合って座れるように配置されていたり、8名までが座れるビッグテーブルも用意されていたりと、デートや記念日はもちろん、友人との集まりなどのデイリーユーズやビジネスの会食でも活躍する場となりそうです。
客席と調理場の“ボーダレス”を感じられる、近い距離感のオープンキッチン。ここで繰り広げられるライブ感が、さらに美味しい時間を演出してくれます
カウンター席のほか、8名まで着席可能なビッグテーブルも
(広告の後にも続きます)
ボーダレス、に込めた想い
同店で腕を振るうのは、都内ホテルレストランでキャリアをスタートさせ、料理雑誌のスタイリングやメニューの開発、またシドニーのレストラングループでのスーパーバイザーや【Whitewater Restaurant】などで料理長を勤めたご経験を持つ原島正幹シェフ。【meso】ではシェフが研鑽を積んでこられたフレンチの技法を活かしつつ、アジアや和のエッセンスを取り入れたコンテンポラリーな料理を作っていらっしゃいます。
料理をふるまう【meso】のオーナー桑原大輔さん(右)と、シェフの原島正幹さん(左)
それらの料理を紐解いていくと実は「誰でも知っているメニューにひとクセつけたもの」でもあるそうで、ホッとしつつも非日常を感じられるような、グルメな大人たちが楽しめる場所にしたいという思いがあってこそのもの。そしてジャンルを縛らずに広げていることの1つには、いつかは若い料理人たちにも色々メニューを開発してもらえる場所にしていきたいという思いがあるからだとか。そう語るシェフのオリジナリティ溢れる料理は、季節によって、次は何が登場するのかと気になり追いかけたくなってしまいます。
『ワインとハーブのマグロコンフィ クリームアンチョビソース』など、オリジナリティ溢れるボーダレスな料理をアラカルトで
またボーダレスの言葉には、料理ジャンルとしての垣根が無い、という意味だけではなく、ベジタリアン・ヴィーガン・フィッシュラバーズやミートイーターなど多様な嗜好にも対応している、という意味が含まれています。インバウンドも増える昨今、食の文化により同じ場所で共に食事を楽しめないという状況をなくすことで、一緒に1つのテーブルを囲む楽しさを味わってもらいたいからと考えられたとのこと。そのため前菜、メイン、〆のひと皿、デザートと全てのカテゴリーで対応が可能となっています。こうした意味でも【meso】での「新しい食体験」は、貴重なひと時になるのではないでしょうか。