外貨預金のデメリット


デメリット
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一方、外貨預金のデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

1.為替差損が発生する可能性がある

さきほどは円安による為替差益を紹介しましたが、一方で円高による為替差損の可能性もあります。下記の例で見てみましょう。

条件
・預入時の為替レートが1ドル150円
・預入金額が日本円で100万円
・1年後の満期時の為替レートが1ドル140円
 ※試算には利息と手数料・税金は含まれないものとする

預入時:100万円÷150円/1ドル=6666ドルの預入
満期時:6666ドル×140円/1ドル=93万3240円の受け取り

上記のケースでは7万円近くの為替差損が発生しており、残念ながら外貨預金のデメリットを被ったと言えます。このような場合、事情が許せば為替レートが有利になるまで外貨のままで待つということも選択肢になります。

2.両替手数料が必要

「日本円⇒外貨」という流れで外貨預金を利用すると、両替手数料が発生します。また外貨預金を日本円で受け取る場合も同様です。両替手数料は銀行や通貨によって異なりますが、米ドルを例に取ると、「日本円→ドル」、「ドル→日本円」という両替を店頭で行うようなケースでは、両替をするごとに1ドルにつき1円の手数料を採用している金融機関が多いようです。

3.預金保険制度の対象外

預入先の銀行が破綻した場合、円預金は1000万円までの元本とその利息が預金保険制度で守られます。一方、外貨預金は預金保険制度の対象外となっているので、元本保証はありません。

両替手数料が必要、預金保険制度の対象外といった外貨預金特有のデメリットもあります。

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預金外貨の選び方

金融機関によって取り扱っている通貨が異なりますが、都市銀行などで取り扱われている代表的な通貨として以下の6つが挙げられます。

米ドル
イギリスポンド
スイスフラン
ユーロ
オーストラリアドル
ニュージーランドドル

なお銀行によっては中国元や、ブラジルレアルなども取り扱いしています。

外貨預金を始めるのにどこの通貨が良いかというのは難しいところですが、基軸通貨である米ドルで外貨預金をスタートさせている人が多いようです。また米ドル以外ではユーロや、オーストラリアドルも人気があります。

日本円にも言えることですが、「金利が低い」=「発行国への信用度が高い」ということでもあり、一方で「金利が高い」=「発行国への信用度が低い」というような側面もあります。このようなことを信用リスクやカントリーリスクと呼び、投資の際に考えなければならないリスクの一つになっています。都市銀行が取り扱っている通貨を発行している国は信用リスクが低い国や通貨ですが、ゼロではないことを忘れないようにしましょう。