悪化させないために…

視神経の血流を良くする

緑内障の進行を早めないためには以下の行動には要注意なのだそう。
・暗所での読書やテレビの鑑賞
・下を向いてスマホを見る
・過度な喫煙
・運動後などに大量に水分を摂取すること

「喫煙は血流の悪化を招くので良くありません。目の血流が悪くなると、緑内障の進行を早めてしまいます。

また、一気飲みのような水分のとり方は眼圧が上がってしまうといわれています。5分で1リットル前後の水分摂取で、眼圧が約5mmHg上がったという報告もあります。

5分で1リットルと聞くと相当な量のように感じますが、体内に急に水分を大量に入れることは良くないので、こまめな水分補給が大切です」(田辺先生)

他に意識すべきようなことはありますか?

「スマホやパソコンの操作など目に負担のかかる行為は、多少なりとも眼圧に影響を与えます。仕事などで長時間パソコンを見たりする人は、目を休める時間を取ることも大切です」(田辺先生)

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まとめ

緑内障はとても身近な病気でありながらも、治療をしている人はごく一部なんだそう。ゆっくりと進行する病気なので気付いたときには手遅れ、なんてことも……。まだ緑内障の検査をしていないという方は検査してみてはいかがでしょうか?

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

取材・文/ウーマンカレンダー

著者/監修/田辺直樹先生
田辺眼科クリニック院長。日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。