ペチュニア‘ゆうやけこやけ’を主役にした寄せ植え
この寄せ植えも同様に「花1種+リーフいっぱい」の寄せ植えです。主役はペチュニア‘ゆうやけこやけ’という、オレンジとブラウンのグラデーションが特徴の中輪の花です。花色をよく観察すると、花心から花弁の先まで、とても複雑に色が混じり合っています。
右上の円は、分かりやすくパソコンでペチュニア‘ゆうやけこやけ’の色を抽出してみたものです。おおまかに約8色の色が抽出できます。
この8色の花色の中から☆印の色と同じ色を持つリーフを選んで組み合わせました。
① 濃い紫の葉のアルテルナンテラ‘パープルプリンス’
② ベージュとピンクの模様が入るアルテルナンテラ‘マーブルクイーン’
③ ベージュの斑入り葉のヘーベ・バリエガータ
④ 濃い紫色の斑が入るリシマキア‘ミッドナイトサン’
⑤ ベージュの細葉のカレックス
⑥ 茶色にピンク斑が入る細葉のウンシニア・ルブラ‘エバーフレーム’
これらのリーフは寒さが増すと斑の色が濃くなり、秋に向かうにつれ、より花色と相まってシックな雰囲気になっていきます。
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ペチュニア‘シャンパンゴールド’が主役の寄せ植え
こちらはペチュニア‘シャンパンゴールド’を主役にした寄せ植えです。この寄せ植えも「花1種+リーフいっぱい」の法則にのっとっています。ペチュニア‘シャンパンゴールド’は、ブラウンとゴールドカラーの上品なグラデーションが魅力。ペチュニアの中では小輪に分類されますが、多花性で茎が立ち上がるように咲き、花の裏側のブラウンのグラデーションが見えるのも特徴です。
花心のブラウン〜黒色のグラデーションに合わせて、リーフは以下を選びました。
① ミカニア・デンタータ
② ウンシニア・ルブラ‘エバーフレーム’
③ ペルシカリア‘シルバードラゴン’
形状の違いも意識してリーフを選ぶ
リーフを選ぶときのもう一つのポイントは、形状の違いにも注目することです。ここではミカニア・デンタータは葉に細かい切れ込みが入る「レース状」で、ウンシニア・ルブラ‘エバーフレーム’は細い「ライン状」、ペルシカリア‘シルバードラゴン’は「三角形」の葉です。形状の異なるリーフを組み合わせることで、それぞれの個性が発揮され、寄せ植えに深みを与えてくれます。