春以降、繰り返し開花する二番花や三番花のバラ。一度にたくさん咲かず、花瓶に活けるほどの量がないならば、ドライフラワーに挑戦してみませんか? シリカゲルを使って約1週間で完成する、失敗しないドライフラワーづくりのプロセスをご紹介します。

バラを採取する前に準備するもの

まずは、庭やベランダでバラやミニバラが開花したら、すぐドライにできるよう、蓋つきの容器(100均でも入手可)にシリカゲル(ドライフラワー用の乾燥剤1㎏ 700円前後)を入れて準備しておきましょう。あとは、水分を吸わせたりハサミを拭き取るためのキッチンペーパーがあると便利です。

シリカゲルでつくるドライフラワーには、開き始めて1〜2日程度の花がベスト。雨風が強く、花が傷みそうなお天気や梅雨時の頃は、庭で少し開いたら花瓶に活けて室内で満開になるタイミングをはかるとよいでしょう。庭に咲いた花ばかりでなく、もちろん花束からドライフラワー を手作りするのもおすすめです。部屋で吊るして自然乾燥させるのでは、花色がきれいに残らなかったという経験がある方に、ぜひチャレンジしてほしいドライフラワーの作り方です。

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バラのドライフラワーを作る手順

花のすぐ下で茎を切り取ったら、花についた水滴を吸わせるためにキッチンペーパーの上に並べます。オレンジ色やピンク、赤、紫、黒、白などいろいろな種類の花色がどのくらい残るか比べてみるのも楽しいです。葉もドライになるので挑戦しましょう。

花首を切っている間や、置いたときに花びらが外れてしまうと、花の形を保ったままドライにできません。でも、花びらだけでドライにしても可愛いですよ。

次に、シリカゲルを入れた容器にバラを一輪ずつ埋めていきます。まず、スプーンなどでくぼみをつくってバラを置いたら、周りのシリカゲルをすくって花びらの中に粒が入り込むようにかけていきます。

花が重ならないように意識しながら一つずつ埋め終わったら、花びらの隙間にシリカゲルが入るように器を軽く揺すって表面を平らにします。

表面に花が飛び出ている所にはシリカゲルをかけて、しっかり埋まるようにしたら作業は完了です。

蓋をしたら、最後に作業した日から1週間後の日付を書いたメモを貼っておけば、取り出し日を忘れませんよ。