実のなる木で小鳥が訪れる庭に


陶製の水鉢は小鳥の水飲み場。

庭の門扉脇にはヒメイチゴの木やジューンベリーなど、実のなる木が植栽され、季節に合わせて野鳥が訪れるのも、この庭の楽しみ。木陰にはオフホワイトの陶製の水鉢が置かれ、鳥の水飲み場にもなっています。こんな庭を訪れることができたら、小鳥たちも大喜びですね。


鳥が喜ぶ実のなる木たち。左からヒメイチゴ、ジューンベリー、ブルーベリー、ユズ。

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まとめ

舗装されて植栽スペースがない場所も、素焼きやテラコッタの鉢を活用すれば、南欧風イメージのガーデンに。シンボルツリーとサブツリーなど、高さの異なる植栽を合わせてバランスよくまとめましょう。

エアコンの室外機は、むき出しでは殺風景になりがちなので、室外機カバーを活用すると見栄えがよくなります。木の板を間隔をあけてビス止めし、好みの色で塗装すれば、オシャレな花台にもなる室外機カバーをDIYで作れますよ。板の間隔は3cm程度と広めにとって、室外機からの通風をよくするのがポイントです。

ウッドデッキでくつろぎ空間を作る際は、日差しの調節ができるよう、シェード付きにすると便利です。落ち着いたアンティーク調の木製ガーデンファニチャーは、実際に座って使うだけでなく、寄せ植えの花鉢を置く花台としても活躍します。また、フェンスや壁際にハンギングバスケットを飾れば、空間全体をもっと活用して、素敵に演出できますよ。

小鳥が訪れる庭にしたいなら、柑橘系やベリー系の植栽を。陶製などの水鉢を置き、小鳥の水飲み場や水浴び場を確保する工夫も大切です。

ウッドデッキを広く取ることで生まれるリラックススペース。緑に囲まれた空間で、くつろぎのティータイムを味わうのも、心が落ち着きますよね。

設計施工:株式会社プロトリーフ niwa-kura 渡邉禄明

Credit

写真&文 / 松下高弘
– エムデザインファクトリー主宰 –


まつした・たかひろ/長野県飯田市生まれ。元東京デザイン専門学校講師。株式会社タカショー発行の『エクステリア&ガーデンテキストブック』監修。ガーデンセラピーコーディネーター1級所持。建築・エクステリアの企画事務所「エムデザインファクトリー」を主宰し、大手ハウスメーカーやエクステリア業のセミナー企画、講師を行う。

2007年出版の『エクステリアの色とデザイン(グリーン情報)』の改訂版として、新刊『住宅+エクステリア&ガーデンの色とデザイン』が大好評販売中! 色の知識、住宅デザイン様式に合わせたエクステリア&ガーデンデザインとカラーコーディネート、プレゼンシートのレイアウト案など、多岐に渡る充実の内容! 書籍詳細はグリーン情報ホームページから

著書

『住宅エクステリアのパース・スケッチ・イラストが上達する本』彰国社

『気持ちをつかむ住宅インテリアパース・スケッチ力でプレゼンに差をつける』彰国社

『住宅+エクステリア&ガーデンの色とデザイン』グリーン情報 など他多数