アカンサスの種類


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ここまで、アカンサスに関する逸話や特徴などについてお話ししました。ここからは、アカンサスの種類とその特徴について、いくつかご紹介していきます。

モリス


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アカンサスの仲間の中でも、一般によく栽培されているのが、モリスと呼ばれる種です。藤色に近い紫色のがくから白い花を咲かせ、そのコントラストが非常に美しい品種です。草丈は1.5mほどで、葉も大きく濃い緑色で艶があります。ちなみに、「モリス」というのは柔軟毛という意味があります。

アルバ


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続いてご紹介するのは、アルバと呼ばれる種です。前述のモリスとは異なり、がくが緑色の品種で、真っ白な花を咲かせます。アルバは「白い」という意味で、花の色に由来します。

スピノサス


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最後にご紹介するのは、スピノサスと呼ばれる小型品種です。アカンサス・モリスと同じく、ギリシャでは柱頭装飾などに用いられていた古い品種です。モリスよりも葉の切れ込みが鋭く尖っているのが特徴です。

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アカンサスの生育時期


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アカンサスの開花時期は6月中旬~8月中旬で、夏に咲く花です。ほかの夏咲き宿根草と同様、これから根が伸長する春、または夏の暑さが去って再び生育が始まる秋に植え替えると根づきやすいです。