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●『JR東日本クロスステーション フーズカンパニー』が2002年から販売している駅弁「東京弁当」が4年半ぶりにリニューアル! どのように変わったのか実食しました。

 東京の老舗7店舗の味を1つのお弁当に詰め込んだ「東京弁当」。2002年から販売を開始し根強い人気を誇りますが、実は約4年半ぶりにリニューアルしました。

 おかず、ご飯、掛紙も一新したそうで、よりお弁当としての完成度を高めた一品となっているのでしょうか? 実際に購入して味わってみました。

「東京弁当」は東京駅や新宿駅などの『駅弁屋』で購入できます


「東京弁当」1個2000円

 購入する時に、「お弁当に2000円」と一瞬怯みましたが、『浅草今半』や『魚久』、『舟和』など、一度は聞いたことがある名店の名が連なっていますので、期待を込めて持ち帰ってきました。

 今回の主なリニューアルポイントは、『人形町・魚久』の「ぎんだら京粕漬」へ、ご飯は「宮城県産ひとめぼれ」に変更しています。


ふたを開けて思わずガッツポーズ

 買う時に一瞬躊躇した分、目に飛び込んできた美しく並んだおかずの数々に満足感を得られました。内訳は『日本ばし大増』の「江戸うま煮」、『酒悦』の「つぼ漬」、『浅草今半』の「牛肉たけのこ」、『魚久』の「ぎんだら京粕漬」、『すし玉青木』の「伊達平焼」、『新橋玉木屋』の「白佃煮あさり」、『舟和』の「芋ようかん」と、本来なら主役を張れる名品揃いです。


大きさと厚みのある一切れ

 まずはお品書きとおかず一つひとつを眺め、眼福を味わってから、今回リニューアルしたという「ぎんだら京粕漬」を一口。ぎんだらはふっくらとジューシーに焼かれていて、京粕の風味がご飯を進ませます。


見た目も美しく炊かれた「江戸うま煮」(写真右上) [食楽web]

『日本ばし大増』の「江戸うま煮」は、改めて煮物ってこんなに美味しかったのか……と感動すら覚える味わい。『新橋玉木屋』の「白佃煮あさり」はこれぞ江戸の味という老舗の底力を感じる一品でした。


『舟和』の「芋ようかん」でシメ

「東京弁当」は、お弁当としての構成も良くまとまっていて、よくぞ老舗7店舗の味を集約させてくれましたと再評価したい一品です。長年愛されている理由にも納得でした。

 東京都民にこそ、都内の老舗の味を一挙に味わえる「東京弁当」をぜひ食べてみてもらいたいですね。

(撮影・文◎亀井亜衣子)

●DATA
東京弁当
https://foods.jr-cross.co.jp/ekiben/detail/637