『周家豆腐捲 ツォウチアトウフーチュエン』の 豆腐捲。
台湾の食生活で頻繁に目にする食材の一つ、それが豆腐。今回ご紹介するのはなかでもちょっと変わり種の「豆腐捲」。中国大陸から台湾に持ち込まれたメニューだ。炒った豆腐にキャベツ、春雨、炒り卵などを合わせ、小麦粉の皮で包んで鉄板で蒸し焼きにしたものだ。たっぷり入ったキャベツの甘味にほんのり塩味が効き、油っぽくないから、あっさりしたものが食べたい朝や、午後のおやつにもぴったり。光復市場エリアにあるこちらの専門店では、アクセントにパクチーが入っている。店の奥で作り、店先の鉄板で焼き上げた、出来たての豆腐捲がいただける。ぜひ皮がパリッとしたアツアツのうちに平らげよう。飲み物は豆乳(微糖または無糖)、紅茶の取り扱いがある。
周家豆腐捲 ツォウチアトウフーチュエン
台北市信義區光復南路419巷106號 02−2722−2729 6:00〜15:00 無休 テイクアウト限定なので、近くの國父紀念館で食べるのがおすすめ。
※この記事は、No. 127 2024年7月号「&Taipei」に掲載されたものです。
台北在住ライター 近藤 弥生子
台北在住の編集・ライター。カルチャー界隈からオードリー・タンまで、生活者目線で取材し続ける。著書に『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)、『オードリー・タン母の手記「成長戦争」自分、そして世界との和解』(KADOKAWA)がある。