一週間に何度も訪れるお客さんが多数な理由

お店の前身となるブランド「Monsta Sweets」は、知り合いの韓国コスメ店を借りて開いた最初のポップアップストアで行列ができており、本人たちも驚いたとのこと。オープン前からSNSを中心に注目を集めていたそうですが、このお店のスイーツが多くのファンの心を射止める理由は、一体どこにあるのでしょうか?


店主のナバサさん

「僕はもともと料理が好きで、デザイナーをしていましたが“人生をチェンジしたい”と考えクッキーを作りを始めました。世界ではアメリカのようなBIGクッキーの人気が高まっていたのに日本では、まだ売っているお店が少なく、チャレンジしたいと思ったんです。

当時はグラフィックデザイナーとして複数の会社とやり取りしていたけれど、働いている間以外の時間を使って、家やレンタルキッチンで試作を繰り返しました。アメリカで定番のシリアルや日本ではレアな物も使うようにして、本場の人には“懐かしい”、日本の人には“新しい”と喜んでもらえるように今も工夫しています。

写真を撮って終わりじゃなく、その後にさらにもう1段階『美味しい!』感動がある、最後まで楽しんでもらえるスイーツを届けたいと思いました。

イートインで食べたお客さんの中には、店を出るときに『すいません、もう1枚買っていいですか?』と、テイクアウト用に追加で購入してくれる人もいます。本日も、今週2回目のお客さんが『友だちにもプレゼントするために買いに来ました』と言い来店していただき、とても嬉しかったですね」

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東京発の、アメリカンテイスト

今後、お店で提供したい商品を尋ねると、真っ先に「お土産ボックス」と答えたナバサさん。その言葉の背景には、自分も高円寺で長年暮らしているというナバサさんの遊び心と地域愛がありました。


アメリカでもスタンダードなブラウニー「Fudgy Brownie」

「東京に遊びに来た学生さんや、地方へ帰省した人が誰かにプレゼントできるような品を作りたいです。『東京からのスイーツ!』って渡せるようなものがいいですね(笑)

あとは、高円寺でも阿波おどりのイベントがあるので、『お祭りのときにお立ち寄りください』みたいに声かけを始めています。まだお店がオープンして1年も経っていないけれど、これからどんどん、街の人と交流していきたいです」

カウンターで話すナバサさんの後ろの壁には、ナバサさんのイラストをもとに、有名テーマパークのお仕事もされているロサンゼルス在住のアーティストの友人が制作したポスターも。人や地域とのつながり、アメリカと日本の魅力を引き出すことに全力なお店だからこそ、ここまで多くの人に愛されているのかもしれません。

About Shop
Monsta Sweets Tokyo
東京都杉並区高円寺北2-37-8-103
営業時間:12:00-18:00
定休日:月・火
公式Instagram:@monsta_sweets

三月

ウフ。編集スタッフ

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カスタードとお固めのパンが特に好きな148cm。ライター出身、ワクワクしながらメディアを作ってます。毎日おいしいものに出会えて幸せです。