たばこ、お酒、車の税金はいくら払っている?
ここからは各人の嗜好によって大きく変わってくるところです。気になるところをチェックしてみてください。たばこやお酒などは消費税も払う必要がありますが、消費税は全体支出で想定していますので、消費税を除いた金額で計算しています。
たばこ
たばこは1箱、定価580円(20本入り)あたり304.88円がたばこ税となります。JTの調査によると毎日吸っている男性は1日あたり17.7本吸っているということです。よって1年間で約323箱購入することになりますので、304.88×323=約9万8000円も税金を負担していることになります。
参照:JT「2018年「全国たばこ喫煙者率調査」、男女計で17.9%」
お酒
お酒は種類により税率が異なりますが、代表例である缶ビール350円の場合、1缶70円が酒税となります。晩酌としては1日1本程度でも、飲み会などではたくさんお酒を飲むという人も多いでしょう。1日缶ビール2本で計算すると年間5万1100円となります。
ビールが最も税率が高く、小売価格に対して約32%、消費税まで含めると4割以上が税金となります。日本酒やウイスキーなどは2~3割程度といったところです。
車
車の所有者は、毎年自動車税を払わなければなりません。総排気量によりますが、2万9500円~4万5000円ぐらいがよくあるパターンに該当します。排気量が1.5~2.0Lの場合、3万9500円で、このあたりの金額を負担している人が多いのではないでしょうか。
またガソリンにも税金がかかります。1Lあたり56.6円が各種ガソリン関係の税金の総額となります。車の利用頻度や車の燃費によって大きく異なりますが、1カ月あたり100L給油したとして、1年間で6万7920円の負担となります。
自動車税も合わせると、年間10万円ほど車にかかる税金を払っていることになります。その他、購入時や車検時にも税金がかかるため、最近車を持たない若い人が増えているのも納得です。
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お酒、たばこ、車…全部該当する人が払う税金額は?
ここまで30代男性が負担する税金を概算でみてきました。特に嗜好品は個人差が大きいですが、ここまで紹介してきたものを全て足してみましょう。
所得税・住民税・・・・・約17万4000円
消費税・・・・・・・・・約11万5000円
たばこ税・・・・・・・・約9万8000円
酒・・・・・・・・・・・約5万1100円
車・・・・・・・・・・・約10万円
合計・・・・・・・・・・約53万8100円
上記の場合、年間で50万円以上の税金を払っていることになり、これは320万円の年収に対して約16.8%を占めます。お酒をよく飲む人や長距離運転が多い人などはもっとその負担額が増えそうですね。