ガイラルディアは多肥と湿気に注意
ガイラルディアは北・南アメリカに自生し、やや乾いた場所を好みます。水はけがよく、風通しもよい場所が向いているので、ベランダガーデンや屋上ガーデンにもオススメ。有機物の豊富な肥沃な場所よりも、あまり栄養がない場所のほうがよく育つという野生的な性質です。ですので、むしろ多肥にすると葉ばかり茂って花がちっとも咲かなくなることがあります。地植えの場合は肥料を与えなくてよいでしょう。用土の限られた鉢植えで宿根タイプの種類を育てる場合は、植え込む時と花後に緩効性肥料を株元に置くとよいでしょう。
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花苗よりも種まきからが簡単
ガイラルディアは花苗が出回っていることが少なく、タネのほうが入手しやすいでしょう。タネは4〜5月、または9〜10月に播きます。
さまざまなタイプがあるガイラルディアですが、共通するのは「暑い夏にとてもよく咲く」ということ。育てやすく、ギラギラの太陽を浴びながらも機嫌よくずっと咲いてくれる花ですから、ぜひ育ててみてください!
Credit
文&写真(クレジット記載以外) / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。