バタフライピーは、夏に丈夫に咲くつる性植物です
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バタフライピーは江戸時代末期に日本に入ってきており、じつは古くから栽培されてきました。本来は多年草で、原産地の熱帯地方では一年を通して花が咲きますが、日本では寒さに弱いので一年草として扱われています。一方、夏の暑さにはとても強く、猛暑の中でも丈夫に育ち、6〜10月まで繰り返し青い小さな花を咲かせます。つる性で1〜4mほど伸びるので、フェンスやトレリスなどにつるを絡ませながら育てるとよいでしょう。花は収穫して乾燥させると、一年中ハーブティーとして楽しめます。
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宿根草のハーブ「コモン・マロウ」もおすすめ
写真/竹田正道
夏に青紫色の美しい花を咲かせるブルー・マロウも、美しい色が楽しめるハーブです。畑の縁などで鮮やかな花を咲かせているタチアオイ(ホリホック)と同じアオイ科の花ですが、タチアオイより少し小ぶりで鮮烈な色が印象的です。花は午前中咲いて、午後にはしおれてしまう一日花なので、収穫は朝のうちにすませましょう。とても丈夫な宿根草で、植えっぱなしで何年も花を咲かせます。年々、株が太るので、植え付けから3年目以降は株分けをしながら育てます。
摘んだ花は風通しのよい日陰で乾燥させます。Photo/KPG_Payless/Shutterstock.com
写真/竹田正道
ドライにしたブルー・マロウをティーポットに入れ、お湯を注ぐと美しい青紫色になります。マロウは咳や下痢、不眠の解消などに効果があるとされ、ヨーロッパではギリシャ時代から親しまれてきました。この青色もやはりアントシアニンなので、レモンを入れると色が変わります。
レモンを絞ったマロウティー。美しいピンク色に変わりました。写真/竹田正道
美しい色が楽しめる夏のハーブティー。子どもたちやお客様の前で色変わりをさせると、盛り上がること間違いなしです!
*子宮収縮作用があるハーブもあるため、妊娠中や生理中は避けましょう。また持病がある方や体調が優れないときにもご注意ください。
Credit
文 / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。