東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)への出馬を表明している立憲民主党の蓮舫参院議員が2024年6月12日午後、党本部を訪れて離党届を提出した。18日に開かれる常任幹事会で承認され、正式に離党する見通し。

蓮舫氏は5月27日の出馬表明時点で、無所属で出馬する方針を明らかにしている。党から離れることで幅広い層から支持を得る狙い。

子ども政策「少し足すところはないんだろうか、あるいは引くところは」

離党届提出後に取材に応じた蓮舫氏は、「とにかく私は挑戦者」だとして、

「現職の方のいろいろな余裕とか強さとか、そういうものを学ばせていただきながら、挑戦をしていく立場だなということを、思い新たに臨みたい」

などと話した。

この日、現職の小池百合子知事が都議会で3選を目指して出馬する意向を表明したが、現時点では、蓮舫氏と小池氏との政策面の争点はあいまいなままで、蓮舫氏は今回も次のように述べるにとどめた。

「都知事の権限というのは幅広く、とても大きいものがあると思う。その意味では、この8年間も、あるいはその8年前からも、引き継いできた様々な政策で良いものは当然残していくのは、これは当たり前のこと。ただ、子育て政策にしてみても、私の視点からして、もう少し足すところはないんだろうか、あるいは引くところはないんだろうか…、自分の経験も含めて、公約でそれを発表していきたい」

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公約は「最後のまとめという形で、編集を自身がしているところ」

公約は「最後のまとめという形で、編集を自身がしているところ」で「来週早々にでも発表できれば」と話した。

無所属で出馬する意図については

「一般的に首長選挙となると、やはり無所属というのが普通の景色。その部分では、今回は、都民のために、無所属という形を選んだ。1人でも多くの都民の皆様方にご支援をいただきたい」

などと話した。

都知事選をめぐっては、30人以上が立候補するとみられているが、自民党は独自候補の擁立を見送り、自民党都連は10日の時点で、小池氏が出馬の際は支援することを決めている。共産党は蓮舫氏を支援する。日本維新の会は12日、独自候補の擁立を断念することを決めており、対決の構図は現時点では流動的だ。

(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)