光が丘公園の近くに「光が丘パークタウン ゆりの木通り北」という団地があります。

団地の谷間にはこぢんまりとした商店街。その端には街に溶け込んだパン屋さんがあります。

地下鉄赤塚駅から徒歩7分「石窯パン くりや」です。

この一帯は1983年ごろに団地が形成されました。2018年には無印良品とURが共同でリノベーションを行い、開放感がある街へと生まれ変わりました。

木目調の外観は向かいの保育園を見つめているようです。

店内には食パンや菓子パン、総菜パンなど多様なパンが並びます。

平日の開店直後には列ができていました。

パンを焼く際に使うのは、オーブンではなく石窯だそう。じっくりと焼き上げることで、外側のサクサク感と内側のもちもち感を両立しています。

中でも、田舎パンはくりやの代表的なパン。小麦粉に米粉を混ぜて使用することでもちもちの食感を実現したそうです。

では、実際に食べてみましょう。

◉田舎パン

むにゅむにゅと弾力があります。やはり米粉由来のもちもち感が全面に表れています。

もちもちの生地を押し返すように噛んでいくと、牛乳の甘みが増していきます。ベーシックながらジャムを必要としない、これだけで食べ続けたい一品です。

1つ90円ということで買いすぎには注意です。

◉石窯メロンパン

ふかふかの生地を大人しい色のビスケットが覆っています。

中にはザラメのような形状の砂糖が入っており、ふかふかとザクザク食感を同時に楽しめます。バターの優しい香りも鼻に抜け、幾重にも楽しい一品です。

売り切れることも多い人気の商品。早い時間に狙いたいですね。

◉オニオンチーズパン

「こちら、焼きたてです!」の声につられて購入したオニオンチーズパン。

同じく焼きたてだった「まめレーズン」と迷い、こちらを選びました。

焼き上がり次第、ほかほかのパンが頂けるライブ感が楽しいお店です。

さて、オニオンチーズパンには、パンが見えないほどふんだんにチーズが使われています。パリパリとしたチーズとシャキシャキ感が残るチーズは相性抜群!

生地自体の甘さは控えめで、具の魅力を引き出しています。

行列には、おばあさんや保育園から帰る親子が並んでいました。

リノベーション後の団地には、まさに老若男女が集います。

多様な人々の期待に応えるように、くりやには柔らかいパンが並んでいました。

SHOP INFORMATION

【店名】石窯パン くりや

【住所】東京都板橋区赤塚新町3丁目32−14

【電話番号】03-5383-8480

【営業時間】10:00~16:30

【定休日】日

※写真の商品の種類、価格は、2024年6月現在の情報となります。

※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗もしくはSNSなどでご確認ください。