義理の母の場合
そんな折、義理の母から自分も40代で肺炎になり大変な思いをしたという話を聞きました。義母の場合は、肺炎と診断された直後から1カ月は入院して療養する予定だったけれど、夫ひとりでは子どもの世話が回らなくなり、無理矢理2週間で退院させられたのだそうです。自宅に戻ってからは家族に気をつかってもらうものの、ゆっくりはできずにせきは半年くらい続いたのだとか。
肺炎が完治しても体の不調が続き、肺炎前の体に戻ったと認識できたのは、肺炎になってから1年後だったということです。義母は、だから私にも無理はしてほしくないと電話をくれるたびに気をつかってくれます。年齢を重ねるたびに傷の治りが遅くなりように、病気も完治したとはいえ、元の体に戻るのには時間がかかるのだなと思いました。
(広告の後にも続きます)
まとめ
ただの風邪だと思い、受診した病院で思いがけず肺炎と診断されてから2カ月。原因もわからないまま肺炎となり、その影響がこんなにも長引いて、体が思うように動かなくなるとは思いませんでした。そして、最初の段階で入院してしっかり治せばよかったなと後悔しています。自分は動けるから入院しなくても大丈夫と思わず、医者に入院が必要だと言われたら、素直に受け入れて全力で治療に専念するべきだと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
イラスト/sawawa
著者/徳 衿唯(40歳)
最近夫が「サウナー」になり、誘われるのでついていったある場所で「ロウリュウ」を体験。サウナの醍醐味を体感し、「サウナー」一歩手前な専業主婦。