「ユーモアだけでなく”新人”の私にも積極的に声をかけてくれた気配りの人」
共演歴のあるタレントらも、ざこばさんへの思い出を明かしている。
作家・ジャーナリストの門田隆将さんは、「私が読売テレビの『そこまで言って委員会』に出始めた頃から、ずっと重鎮席にいてくれた御意見番」と振り返った。
「ユーモアだけでなく”新人”の私にも積極的に声をかけてくれた気配りの人。毅然とした、惜しまれる日本人がまた一人いなくなってしまった…合掌」としている。
「そこまで言って委員会NP」で共演していた劇作家・脚本家の大野裕之さんは、ざこばさんとのエピソードを明かし故人を偲んだ。
「読売テレビ旧社屋のスタジオには、本番に入る前の廊下に椅子があった。隅っこで立っていると、桂ざこば師匠が『先生どうぞ』と椅子をすすめてくれました。僕のような一番下っ端にとても自然に『先生』と。ご自身以外の全ての人に敬意をはらってこられたんやろなと感じました。あのお人柄」
医師の森田豊さんは、ざこばさんとのツーショット写真やX上でのやり取りを添え「落語家・桂ざこばさん、謹んでお悔やみ申し上げます」とつづった。
「娘宅で焼き肉、帰宅して、一杯、あては、明太子、塩昆布等、ほなまた」としたざこばさんに、森田さんは「ざこば師匠。余計な御世話で失礼します。焼肉は長寿を導くけど、明太子と塩昆布の食べ過ぎは、体にあまり良くないからほどほどに!。わかっていてもやめられないのが人間ですが」とアドバイス。ざこばさんから「森田先生、ご注意ありがとうございます」との返信を受けていた。
元芸能リポーターの井上公造さんは「桂ざこばさん、たくさんたくさんお世話になりました。番組でも色々気遣い、ありがとうございました。大好きでした」とした。
お笑いコンビ「まるむし商店」の磯部公彦さんは、「ざこば師匠は一緒になるといつも私の事を褒めすぎやんと思うほど褒めてくださいました」として故人との思い出をつづった。「小文枝師匠の落語会にお酒をお祝いに持って行くと『ええもんあるやん』と一番に開けてグビグビ飲んでおられました。仲良くさせていただきありがとうございました」としている。