文具のとびら編集部
2024年4月にオープンしたばかりの、文具と雑貨のお店「greenery」(東京都渋谷区)は、小田急線・参宮橋駅から徒歩2分ほどの立地。
定番文具はもちろん、日本ではあまり見かけない輸入文具やデッドストック品も充実。
「実際に試してお気に入りを見つけられるお店」をテーマに、商品を手に取って使い心地を確かめながら買い物を楽しむことができる。
実際に試してお気に入りを見つけられるお店
2024年4月にオープンしたばかりの真新しい店内には、定番文具から日本ではあまり見かけない輸入文具やデッドストック品、雑貨類が所狭しと並んでいます。
店主は北海道ご出身の溝渕菖さん。「小さい頃から緑色(green)と文房具(stationery)が好き」という理由で、2つの単語を合わせた「greenery」という店名にしたそうです。店内は壁やドアなど至る所に緑のアイテムが散りばめられ、もちろん緑色の文具もたくさん!
優しい笑顔が素敵な溝渕さん
今まで、文具卸の会社や、人気文具店での勤務経験があるという溝渕さん。「文具卸の会社に勤めていた時はメーカーさんと関わることも多く、社員として新製品を試す機会にも恵まれました。しかし、お客さんとして店に行くと、全ての商品を試せるわけではない。そこで『実際に試してお気に入りを見つけられるお店』を作りたいと考えました」。
「実際に試してお気に入りを見つけられるお店」として、お店の中央に机を配置。まるで自分の机で文房具を使うように店内の文具をお試しすることができるんです!
ペンや万年筆、修正テープ、テープのり、テープカッター、消しかすクリーナーなど通常はなかなか店頭で試すことが難しいアイテムも「greenery」なら、使い心地を確かめることができます。実際にサンプルを使ってみて「便利だね、こんなものがあったんだ!」と買って行く人が多いそう。店頭にない製品の取り寄せも可能とのこと。
また「気に入ったものを長く愛用してもらいたい」という思いで、店頭で取り扱っている全ての筆記具のリフィルを用意。
ひとつひとつのアイテムには、手書きのコメントや替え芯の有無などが添えられています。おすすめポイントや使い道などのイメージを持つことができて、ついつい欲しくなってしまいます!
商品は手に取れるようにパッケージから出して販売。パッケージの説明がない分、どのように使うのかなど、直接お客さんとコミュニケーションを取りながら商品の説明をしているそうです。
今まで見たことがないデザインに思わず目を留めたのは、韓国をはじめとした海外ブランドの文具たち。ボディ部分がスライド式のクリップになっており、手帳やノートなどに挟んで持ち歩けるボールペン「CLIPEN」や細かい”紙もの”やシールなどを入れるのに便利な「Archiving file」など、初めて見るアイテムに心踊りました!「プライベートで韓国の文房具店巡りをした際に、日本であまり見ないデザインの文具に魅力を感じ、取り扱いを決めました」とのこと。
「CLIPEN」はカラーラインアップが豊富で書き味もばっちり!
紙製のファイル「Archiving file」は3サイズをラインアップ
ノートなどにはさんで持ち歩けるボールペン「CLIPEN」には「greenery」オリジナルデザインも!特殊な形状のボールペンですが、軸は雫型で意外と持ちやすいのです。
「かわいいものも好きだけど、実用的で便利なものが好き」という溝淵さんとお話しながら、実際に文具を試しながらお買い物するのは至福の時間。手に取って使ってみると「この文具は知っていたけど、こんなに使いやすかったんだ!」、「手触りが好き!」など新しい発見がたくさんあります。
今後は「文具好きの人にこの店のことを知って来店してもらい、交流していきたいです」と溝渕さん。
みなさんも「greenery」でお気に入りを探してみませんか。
【店舗情報】
●所在地:東京都渋谷区代々木4-51-1 代々木四住宅1階
●営業時間:11時00分~19時(月曜定休)
●公式HP:https://www.green-stationery.com/
●公式インスタグラム:https://www.instagram.com/greenery_stationery/