文具のとびら編集部

ペノンは、「PENONタッチミー!ウッドポストカード」の新シリーズとして、江戸時代の世相を反映した「浮世絵」と、大正から昭和にかけて興盛した「新版画」の風景作品を中心にセレクトした「PENON日本百景シリーズ」(税込600円〜)を発売する。同社公式オンラインショップをはじめ、全国の文具店やバラエティショップなどで順次発売。

日本の名画をセレクト

今回「PENONタッチミー!ウッドポストカード」から新しく発売する「PENON日本百景シリーズ」では、日本の古き良き時代の里山の景色や、そこから生まれた日本独自の生活文化など、時代を超えて受け継いでいきたい作品をセレクト。

日本美術を代表する「浮世絵」は、江戸時代の大衆メディアとして多くの庶民に愛され発展した。くっきりとした輪郭線と鮮やかな色使いで描き出された浮世絵版画は、ゴッホやモネなどに代表される19世紀末の画家たちにも大きな影響を与えたと言われている。そして、今も時代を超えて愛されている、葛飾北斎の《富嶽三十六景》や、歌川広重の《東海道五十三次》といった、日本の美しい風景や人々の暮らしを描いた作品がヒットしたことにより、風景画(名所絵)というジャンルが確立された。

その後、衰退していた浮世絵を復興させるために「新版画」が誕生し、大正から昭和にかけて発展を遂げた。「新版画」は、従来の浮世絵特有の表現技法に加えて、遠近法や陰影法など西洋画の視点が取り入れられており、多色摺りならではの深みのある美しい色合いで表現されているのが特徴。画題は日本らしい情景を描いた風景画が多く、懐かしい和の雰囲気の中にモダンな新しさを感じる作品が多く残されている。特に海外での評価が高く、アップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏も熱心なコレクターであったと言われている。

「PENONタッチミー!ウッドポストカード」は、紙製ポストカードでは表現できなかった原画の筆のタッチ、絵の具の盛り上がりに高精細な凹凸をつけて立体化した木製のポストカード。世界的に有名な西洋絵画から、日本を代表する浮世絵や日本画、そして現代アートに至るまで、これまで100点以上のアート作品をモチーフにしたアイテムを展開してきた。


端材や廃材を再利用資源にしたMDF製の環境に配慮した木材を使用しており、厚みと硬さのあるしっかりとした素材でできている。日本国内であれば94円切手を貼ってポスト投函も可能。季節や内容に合わせた作品のポストカードを選んで、大切な方へ想いを届けるコミュニケーションツールとして使うのもおすすめ。



国産木の間伐材を使用した専用ポストカードスタンドも用意。「ウォールナット」(同400円)と「ヒノキ」(税込200円)との2色展開で、ポストカードの色味のバランスや、部屋のインテリアに合わせて選ぶことができる。


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