お庭でバジル栽培にチャレンジ
バジルはとても育てやすいハーブの一つ。葉を摘むことで枝が分かれ、そこから新しい葉が再び生えてくるため、夏から晩秋までたっぷり収穫を楽しむことができます。
生葉はサラダやピザに。使いきれない分は、レシピで紹介した「ペスト」で保存できます。調理で使われるバジルには主に、‘スイートバジル’と‘ホーリーバジル’の2種類があり、スイートの方はサラダやペストなど生で食べられることが多いようです。一方、より香りが強く刺激的なホーリーバジルは魚や肉料理とともに熱を通して使われます。
どちらもシソ科メボウキ属の植物ですが、このメボウキは「目箒」と書きます。じつは日本に導入されたのは古く江戸時代。種子を水に浸けると水分を吸ってゼリー状になりますが、それで目を洗っていたことに由来しています。
現代では「バジルシード」の名にピンとくる方も少なくないでしょう。美容やダイエット効果を期待できるスーパーフードとして女性に大人気です。バジルシードを収穫する場合には、夏以降の花穂を摘まずに残しておきます。しかし、花穂を残すと葉っぱは、それ以上茂らなくなるので、目的に合わせて作業しましょう。
Credit
文&写真(クレジット記載以外) / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。