ハイライトを迎えている、バレーボール女子・ネーションズリーグ(VNL)2024。そんななか、2024年6月15日の日本対セルビア戦で、緑色の「グリーンカード」が提示され、Xでは「初めて知った!」の声もあがるなど、一躍注目を集めている。

「グリーンカードって大人の試合でもあるのね」

グリーンカードとは、スポーツの試合中に注意や警告のために出されるイエローカード・レッドカードとは異なり、バレーボールでは相手チームからのチャレンジ対象のプレーに対し、自己申告を行った選手に与えられるものだ。

小学生バレーの大会では知られたルールで、日本小学生バレーボール連盟のサイトによると、子どもの場合は、フェアプレーやよい行いをした選手やチームに与えられるという。

バレーボール・ネーションズリーグでは昨年(2023年)から試験的に導入された。ブロックタッチやタッチネットを自己申告した選手に提示される。それにより、チャレンジ判定(ビデオ判定)による時間のロスを減らし、試合の流れやチームの雰囲気を壊さないというメリットがある。

なお、ネーションズリーグでは大会終了時に最も多くのグリーンカードを獲得したチームに、賞金3万ドル(約470万円)が贈呈される。

15日のセルビア戦では、日本チームが2枚のグリーンカードを受けたという。見慣れないカードに、XなどSNSでは「グリーンカード? 初めて知った」「数年ぶりにバレー観てるけど、いつからグリーンカードって出るようになったん?!」「グリーンカードって大人の試合でもあるのね」という声が上がっていた。

一方で、こうしたフェアプレー精神につながるグリーンカードについて、他の競技でも取り入れてほしいとする声も目立った。

「バレーのグリーンカード他のスポーツにも採用してほしいなぁ。なんか汚くても勝てばいいみたいなん増えた気ぃするわ」
「バレーボール、フェアプレイに対するグリーンカードなんてものがあるのね いいねそういう考え方野球にも欲しいね」
「フェアプレーをしたらグリーンカード! ネーションズリーグで初めて知った!! バスケで審判やってると罰則にしか意識がいかないから、時には悪者扱いされる。グリーンカード、他のスポーツにも取り入れて欲しい!! 特にジュニアなどの育成世代で!!」