まだ子どもだったころ、私の40代のイメージはおばあちゃんに近かったと思います。みんな同じような色柄のシャツに太めのパンツをはき、サザエさんのようなヘアスタイルをしている。そんな印象でした。年を重ねるにつれ、「あんなふうにはなりたくない」と強く思っていたのを思い出します。これは私が「年相応」の装いについて悩んだ体験談です。

明るい色が好きな私



私の好きな色は、オレンジや桃色など暖色系の明るい色です。洋服も好んでそんな明るい色を着ています。今まではそれも全然気にならなかったのですが、最近は「年相応」という言葉が頭をよぎるようになりました。

たしかに、46歳にもなって明るいオレンジやショッキングピンクの洋服を着ている人は見かけないように思います。だからといって好きでもない洋服を着るのはテンションも上がらないし……どうしようかと悩んでいました。

(広告の後にも続きます)

「年相応」を意識してはみるものの…

先日購入した洋服も、胸の当たりに大きな英字がプリントされた小さめでオレンジ色のTシャツとオーバーオール。普段着で着るにはラクちんだし、何よりかわいい。オーバーオールが流行っていたのも決め手でした。

ところが、そのスタイルで友だちとランチに行くと……私だけ浮いてしまいました。

だからといって、友だちに合わせて参観日に出掛けるママのような、サラサラとした生地のブラウスにロングスカートはどうしても私に似合う気がしませんでした。