3つの初期費用比較


作業服で浴室をチェック
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ここでは、浴室乾燥機、ドラム型洗濯機(ヒートポンプ式)、ドラム型洗濯機(ヒーター式)、それぞれの初期費用について比較します。

浴室乾燥機の初期費用

浴室乾燥機本体の価格は、機種や販売店にもよりますが概ね5万~10万円程度が目安となります。例えばパナソニックの浴室乾燥機「FY-13UG7E」の価格は、価格.comで5万9999~9万7288円で推移しています(2024年5月現在)。

また浴室乾燥機を後付けする場合、リフォーム工事が必要になり、工事費の目安は2万~4万円程度です。

ドラム型洗濯機(ヒートポンプ式)の初期費用

ドラム型洗濯機(ヒートポンプ式)の価格は、価格.comで14万~32万円程度で推移しています(2024年5月現在)。一部の安いモデルでは14万円台から購入できるものもありますが、その多くは20万円台です。

ドラム型洗濯機(ヒーター式)の初期費用

ドラム型洗濯機(ヒーター式)の価格は、価格.comにて10万~36万円程度で推移しています(2024年5月現在)。ヒーター式はヒートポンプ式よりやや価格水準が安く、10万円台で購入できる製品も多数存在します。小型な機種であれば、時期によっては10万円以下で購入できることもあります。

初期費用を比べると?

この3つの中で初期費用が最も高くなりやすいのは、ドラム型洗濯機(ヒートポンプ式)であり、本体の購入に20万円以上かかることも珍しくありません。浴室乾燥機についてはリフォーム工事費用が発生することもあり価格が読みにくく、工事を依頼する業者によっても価格差が生じやすいです。

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1日あたりの電気代比較


電球と計算機(電気代のイメージ)
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乾燥時にかかる電気代は、浴室洗濯機、ドラム型洗濯機(ヒートポンプ式)、ドラム型洗濯機(ヒーター式)の3つでどの程度差が生じるのでしょう。1日あたりにかかる電気代を計算、シミュレーションしていきます。

※電気料金の目安単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が制定している電気料金31円/kWhを基に計算します。

浴室乾燥機:116.25円

パナソニックの浴室乾燥機「FY-13UG7E」の消費電力は、1250W(自動乾燥時)です。乾燥時間は通常期(冬季以外)は3時間とされており、想定される1日あたりの電気代は116.25円となります。

計算式:
1250W÷1000×31円/kWh÷60×3時間(180分)=116.25円

ドラム型洗濯機(ヒートポンプ式):59.02円

パナソニックのヒートポンプ式のドラム洗濯乾燥機 「NA-LX125CL(洗濯容量12kg、乾燥容量6kg)」の消費電力は、960W(標準乾燥モード)です。想定される1日あたりの電気代は59.02円となります。

計算式:
960W÷1000×31円/kWh÷60×119分=59.02円

※カタログ上、定格洗濯乾燥時(標準乾燥モード)での目安時間は119分

ドラム型洗濯機(ヒーター式):199.48円

パナソニックのヒーター式のドラム洗濯乾燥機 「NA-VG2800L/R(洗濯容量10kg、乾燥容量5kg)」の消費電力は、1980W(標準乾燥モード)です。想定される1日あたりの電気代は199.48円となります。

計算式:
1980W÷1000×31円/kWh÷60×195分=199.48円

※カタログ上、定格洗濯乾燥時(標準乾燥モード)での目安時間は195分

電気代を比べると?

この3つ中で電気代が最も高くなりやすいのは、ドラム型洗濯機(ヒーター式)です。一方で、最も電気代が安くなりやすいのはドラム型洗濯機(ヒートポンプ式)であり、ヒーター式の1/3程度の電気代に抑えられます。浴室乾燥機の電気代は、上記2台の中間に位置付けられます。

以上、浴室乾燥機とドラム式洗濯機の電気代について比較しました。浴室乾燥機はドラム型洗濯機(ヒートポンプ式)に比べると電気代が掛かりますが、その分、シワ防止、臭い防止、ヒートショック予防等のさまざまなメリットもあります。洗濯物の量の大小など、使用環境によっても恩恵の大きさが変わってきますので、ご家庭の状況も踏まえた上で選びたいところです。