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●『マイボイスコム株式会社』が「塩・塩分」に関するインターネット調査を実施。日本人の8割が塩味好きと判明しましたが、身体への影響は?

『マイボイスコム株式会社』では、「塩・塩分」に関するインターネット調査をこれまで5回行っています。こちらでは2024年4月1日~7日の期間、9372名に実施した最新の結果をまとめました。

女性の8割が塩味好き!

「塩」というと、高血圧になりやすい、健康に良くないというイメージと同時に、熱中症対策になる、食品保存に適しているなどプラスのイメージも併せ持つ調味料です。

 日本人は醤油や味噌など保存のきく調味料が浸透していて、うっかりしていると1日の推奨塩分量をあっという間に超えてしまうことも。

 今回の調査では、「塩味の趣向度」、「塩・塩分のイメージ」、「塩分の摂取、頻度で気を付けていること」というカテゴリーに分けてアンケートを実施しています。

 まずは、「塩味の嗜好度」から。塩味のものが「好き」「やや好き」と回答した人は全体の8割弱で、過去調査と比べて増加傾向とのこと。特に、女性10~50代では各80%台と高い値を示しています。

みんなが思う塩へのイメージ、健康への意識は?


「塩・塩分のイメージ」の回答結果

「塩・塩分のイメージ」についても調査回答が出ています。

「高血圧になりやすい」が71.6%、「健康に良くない」が37.6%と、健康を気にする回答がほとんどを占めていました。逆に若年層では低い値となっていて、健康に対する意識が年齢によって変動するということを示しています。

「塩・塩分の摂取量・頻度に気をつける度合」では、「気を付けている」「やや気を付けている」を合わせて6割強という結果に。

 そのうち「塩分の多い食品・料理は摂りすぎない」が48.5%、「薄味のものを食べるよう心がける」が33.5%、「調味料をなるべくかけない、かけすぎない」「減塩をうたった商品を選ぶ」「だしなどで、うまみ成分を生かし、減塩する」「天然塩・自然塩を摂取する」が各20%台をマークしています。

塩分に対する“イメージ”と“実際の食生活”がどのくらいリンクしている?


塩分摂取量は「多い方」と「ちょうど良い」がほぼ同率 [食楽web]

「薄味のものを食べるよう心がける」という回答は、10~50代の男性で比率が低くなっていて、男女で塩分に関する意識が異なることも判明しました。

 そして「自分の塩・塩分摂取量」は、「ちょうどよいと思う」が42.0%。多い方だと思う人(「多い方だ」「やや多い方だ」の合計)は5割弱と、実際の食生活と意識との間にややギャップがありそうな調査結果となりました。

 塩分の摂りすぎは体に良くなさそう……と思いつつ、自分が普段どれくらいの塩分量を摂っているか、グラム単位で知っている人は少数派といえます。多すぎると高血圧に繋がる可能性が高まり、むくみなどの原因にもなりダイエットの妨げにもなります。しかし、少なすぎるとこれからの季節、熱中症に注意が必要。日々の健康のためにも塩分と上手に付き合っていきたいですね。

●DATA
マイボイスコム株式会社
【調査対象】MyVoiceのアンケートモニター
【調査方法】インターネット調査
【調査時期】2024年4月1日~4月7日
【回答者数】9,372名
https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=30902