先進医療特約はいらない?必要性や選ぶ際の注意点を解説

先進医療特約を選ぶ際の3つの注意点

先進医療特約を選ぶ際は、以下のポイントを理解しておきましょう。

先進医療特約を選ぶ際の3つの注意点

医療保険とがん保険で先進医療特約の保障範囲が異なる

更新型と終身型がある

上限金額がある

1. 医療保険とがん保険で先進医療特約の保障範囲が異なる

医療保険に先進医療特約を付加すると、先進医療として指定されている治療を受けた場合にかかった技術料の相当額の給付金を受け取れます。

一方がん保険に先進医療特約を付加した場合は、基本的にがんに関する先進医療を受けた場合のみ給付金を受け取れないため、注意しましょう。

なお医療保険とがん保険どちらの場合も、基本的に「療養を受けた日時点で」厚生労働大臣が先進医療として定めている治療が保障対象になります。

例えば白内障手術に置いて利用実績の多かった「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」は、2020年3月27日に先進医療の対象から外されたため、それ以降は保険会社で先進医療特約の支払い対象外となりました。

このように、先進医療として指定されている治療に変更があれば給付対象も変更される点には注意が必要です。

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2. 更新型と終身型がある

先進医療特約の保険期間には、加入してから一定期間(10年程度であることが多い)を保障する「更新型」と、一生涯保障が続く「終身型」があります。

更新型は、更新のたびに保険料や保障内容が見直されます。

一方、終身型は加入時のまま保険料が上がりません。

定期的に保障を見直したい方は更新型、保険料が途中で値上がりするのを避けたい方は終身型を選ぶとよいでしょう。

ただし、主契約の医療保険やがん保険が終身型であっても、先進医療特約は更新型になっているケースもあるため、加入時に保険期間を忘れずにチェックしましょう。

3. 上限金額がある

先進医療特約には、基本的に1,000万円や2,000万円といった通算支払限度額が設けられています。

先進医療を複数回受けた場合など、限度額を超えると特約は消滅して給付金も支払われません。

先進医療特約が自分に必要かどうか判断することが難しい方は、保険のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)へ無料相談してみましょう。

家計の状況や健康上のリスクなどを踏まえた上で、先進医療特約の必要性について的確なアドバイスをもらえます。

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まとめ

先進医療特約は、公的医療保険制度の対象外となる「先進医療の技術料」を保障する特約です。

先進医療の受診機会が少なければ必要性は低いと考えられますが、実施件数は増加傾向にあります。

先進医療特約は、高額な技術料の負担をカバーし、治療の選択肢を広げるために有用です。

数百円程度で付加できる場合が多いので、迷った場合はつけておいた方が無難でしょう。

もし決めきれない場合は、保険のプロであるファイナンシャルプランナーに相談することをおすすめします。