2012年に子宮頸がんが判明した、はたの有咲さんの闘病後の夫婦生活を描いたマンガを紹介します。
41歳のときに子宮頸がんになったはたのさん。子宮頸がんになったことで、立ちはだかったのは夫婦生活の壁でした。子宮頸がんは性行為により感染する病気。それにより、子宮頸がんとなった女性があらぬ誤解を受けないことをはたのさんは願っています。※2021年のお話です。
縁起でもないこと言うなよ
はたのさんは、夫としか性行為をしたことがないですが子宮頸がんになりました。1人の男性としか性行為をしていなくても、ヒトパピローマウイルスに感染してしまうことは珍しくないそうです。
結婚して30年以上がたつ、はたのさん夫婦。2人が出会った当時、はたのさんはまだ高校を卒業したばかりの18歳だったそうで……!?
夫であるケンジと出会ったのは今から34年前のことでした。そのころ、私は高校を卒業して会社勤めをしながらマンガ家を目指していました。
私が入社した会社にケンジが勤めており、歓迎会で彼の隣に座ったことがきっかけでした。初対面なのに妙に親近感が……その後に見た、ケンジが真面目に働く姿に心を打たれてしまいました(笑)。
実はこの1カ月前に、私は変な夢を見ていました。その内容は、夜中に電話がかかってきて、その相手がケンジという男性だったというもの。
そのこともあり、私はケンジのことが気になるように……。ケンジから告白されたときはすぐにOKの返事をしました!
ケンジは私に「体の一部がなくなってもずーっと好き♡」と恐ろしいことを言っていたのですが、私が子宮を全摘したことでその言葉は現実となりました。
告白された翌年に私たちは結婚し、ケンジは私の夫となりました。
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「体の一部がなくなってもずーっと好き♡」と言っていたケンジさん。ケンジさんもまさかこの言葉が現実のものになるとは思いも寄らなかったのではないでしょうか。はたのさんが言うように「縁起でもないこと」ではありましたが、子宮頸がんの妻をしっかり支えてくれる夫となったのはよかったですね。
■コミックス情報
「子宮頸がんとセックスレス」
著者:はたの有咲
定価:150円(税抜)
出版社:秋水社ORIGINAL
©︎はたの有咲/秋水社
著者/はたの 有咲
マンガ家で3姉妹の母。子宮頸がん(IB1期)の治療から11年が経過。治療経験を描いたマンガを描いている。「mini SUGAR」にて4コママンガを連載中。