スペアミントを料理に使おう! おいしく育てるコツ
そして、今回使ったハーブは、スペアミント。スーパーなどでも手に入りやすいハーブですが、自分で育てていると、必要な時にすぐ使えて、便利ですよ。
スペアミントとは
スペアミントは、ヨーロッパ原産・シソ科の多年草で、数百種類あるといわれるミントの中でも、最もポピュラーな品種です。スペアミント(spearmint)のスペア(spear)とは「槍(やり)」の意味で、実際に葉の先は尖った形をしています。
マイルドな清涼感のある香りで、生で食べたり、料理やお菓子、ハーブティーにと大活躍してくれますよ。ハーブを育てるなら、まずはこれでしょ! というほどおすすめで使い勝手のよいハーブでもあります。
特に生育旺盛なスペアミントは、地下茎でどんどん陣地を広げていくので、広がりすぎて困る…という方もいらっしゃるかもしれません。ある程度、生育場所を選ぶことが必要ですが、前述の通り、多くの使い道があるので、楽しんでくださいね。
スペアミントの栽培のコツ
お料理やお茶に使いたいのなら、栽培もひと工夫してみましょう。それは、草丈をあまり大きくしないこと! 少し使う場合は、葉先をカットするだけでいいのですが、これを続けていくと、どんどん草丈は伸びていく一方。20cmを超えたら、一度株元からばっさり切ってしまいましょう。これを切り戻しといいます。
しばらくすると、新しい柔らかい芽がぐんぐん出てきてくれますよ。特に5~10月の間は、いつも切り戻し・収穫を行い、20cm以上にならないようにコントロールしてください。そうすれば、いつもおいしいスペアミントが楽しめます。
ごわごわした葉は、えぐみを感じる原因になりますので、新しい芽を成長させて使うことを意識してみてください。
スペアミントの育て方と上手に育てるコツ&美味しいサラダレシピ
旬のモモと、初心者に育てやすいハーブ・スペアミントを使ったさわやかレシピ、残暑にぴったりですので、ぜひお試しください。
Credit
写真&文 / 堀久恵
– 花音-kanon- 代表 –
ほり・ひさえ/ガーデンセラピーナビゲーター。一般社団法人日本ガーデンセラピー協会専門講師。
生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。埼玉県熊谷市の『花音の森』にて、日々植物に囲まれ、ガーデンセラピーを実践中。
住所
埼玉県熊谷市