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●「ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク2024」が7月1日(月)から 7 月 31日(水)まで開催! 今年のテーマはフランス伝統菓子「サヴァラン」です。今実力のあるパティシエがつくる魅惑の「サヴァラン」とは?
人気のイベントが帰ってきました! 今年4年目を迎える「ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク2024」が7月1日(月)から 7月31日(水)まで開催されます。今年は、北海道・東北17店、関東179店、中部22店、近畿51店、中国・四国12店、九州・沖縄 20 店と、過去最高となる301店舗が参加予定。共通のテーマに沿って、お店独自のパティスリーを提供するイベントで、夏のパティスリーめぐりがきっと楽しくなりますよ。
イベントのアドバイザー、フランス菓子研究家の大森由紀子さんを囲んで
今年の共通テーマは「サヴァラン」。
サヴァランとは『美味礼讃』の著者ブリヤ=サヴァランにちなんだ伝統的なフランス菓子で、形状はリング状(リング状でない場合は、ババと呼ばれることも)で、ラム酒やアルマニャック入りのシロップに浸したお菓子です。
会場に集まった10名のシェフのサヴァラン
今回のプレスイベントには、首都圏の有名パティシエ、シェフらが集い、十人十色の「サヴァラン」を発表。夏らしいジンやワイン、グランマニエなどを使ったり、トウモロコシやゆず、ごま油など食材を合わせたり、個性豊かな一品が勢ぞろいしました。
では注目のパティスリーの渾身のサヴァランを見ていきましょう!
『MAISON GIVREE』(神奈川県・中央林間)はとうもろこしを使った夏らしい華やかな一品!
とうもろこしが可愛らしいスプーンですくって食べるサヴァラン
会場には試食用の個性豊かな「サヴァラン」が並び、どれにしようか目移りばかり。まず手に取ったのは、『MAISON GIVREE』のサヴァラン。とうもろこし「スーパースイートコーン」を使った一品です。コーンそのものの甘さと、ラム酒にタヒチバニラのシロップが香り、夏らしい華やかな印象を与えてくれます。スプーンですくいながら味の重なり合いを楽しめますよ。
『Regalez-Vous』(神奈川・鎌倉)のアシェットデセール
鮮やかなパープルカラーにトロピカルフルーツが映える一皿
鎌倉のフレンチレストラン『Regalez-Vous』では、アシェットデセールとして提供されます。会場のサヴァランの中では、最もオリジナリティがあり、シェフの世界観がしっかりと落とし込まれた一品です。
生地はバターなしで焼き上げ、代わりにごま油を使用しています。ハイビスカスシロップやココナツのアイスクリーム、キウイ、パパイヤ、マンゴーなどを合わせた、サヴァランの魅力を広げる一皿。ぜひお店に足を運んで堪能してみてください。
『パティスリーサロン・ドゥ・テ アミティエ神楽坂』(東京・神楽坂)の愛らしい一品
お店のモチーフであるチェリーを飾ったサヴァラン
一口食べて、お店の他のケーキの味も気になる! と感激したのが、『パティスリーサロン・ドゥ・テ アミティエ神楽坂』のサヴァラン。2023年「百名店」にも選出されたスイーツ好き注目のパティスリーです。アルザスキルシュを使った生地の下に、ピスタチオムース、グリオットピュレ、シャンティを重ね、フルーツとクリーム、シロップのバランスが秀逸で、夏らしい爽やかさを感じられます。店のモチーフであるチェリーを飾った愛らしいヴィジュアルにも注目です。
『GALET GALET』(無店舗・催事などに出店)のサヴァランは福井県の「黄金の梅」を合わせた酸味のきいた一品 [食楽web]
ほぼ全種類のサヴァランを味わって幸せなひと時でした。伝統を重んじつつもどれも趣向を凝らしたものばかりで、改めてサヴァランの魅力を発見できましたよ。この夏はぜひ全国でパティスリー散歩をお楽しみください!
(取材・文◎亀井亜衣子)
●DATA
ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク 2024
開催期間:2024年7月1日(月)〜7月31日(水)
開催場所:全国の参加店にて
主催:ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク事務局
特別後援:在日フランス大使館
※店舗により提供&販売期間が少し異なる場合があります。