枝先に花穂を長く伸ばし、小さな花をブラシのように密に咲かせるコバノズイナは、甘い香りも持ち合わせている人気の低木です。この記事では、コバノズイナの基本情報や特徴、名前の由来や花言葉、育て方、品種などについて、詳しく解説します。
コバノズイナの基本情報
Peter Turner Photography/Shutterstock.com
植物名:コバノズイナ
学名:Itea virginica
英名:Virginia sweetspire
和名:コバノズイナ(小葉の髄菜)
その他の名前:アメリカズイナ、ハナリョウブ、ヒメリョウブ
科名:ズイナ科(ユキノシタ科)
属名:ズイナ属
原産地:北アメリカ
分類:落葉性低木
コバノズイナはズイナ科(ユキノシタ科)ズイナ属の落葉低木です。原産地はアメリカ東部で、湿地や森、小川や池の近くなどに分布。耐寒性はありますが乾燥した寒風が苦手で、東北以南が栽培適地です。樹高は1〜1.5mでコンパクトにまとまり、樹形は自然にまとまるので管理がしやすい樹木の一つです。主張しすぎることがないため周囲の景観に馴染みやすく、野趣感のある樹形は和にも洋にも似合います。フラワーアレンジや茶花、盆栽などにも好んで利用され、インテリアに飾っても素敵です。
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コバノズイナの花や葉の特徴
Peter Turner Photography/Shutterstock.com
園芸分類:庭木
開花時期:5〜6月
樹高:1〜1.5m
耐寒性:普通
耐暑性:強い
花色:白
コバノズイナの開花期は5〜6月で、花色は白のみ。枝先に5〜10cmの穂を伸ばし、花径5mmほどの小さな花が下から咲き上がっていきます。甘い香りを放つのも魅力で、花後には実がつきます。コバノズイナの葉は3〜6㎝ほどの楕円形です。秋になると紅葉し、その後は落葉します。