バターたっぷりの自家製パイ生地に、輪切りにした紅玉りんごを一度煮てからさらに乾燥させたオリジナルのアップルグラッセをサンドしたアップルパイ。シナモンなどのスパイスを入れずに作られています。
以前、初めて訪れた青森には名物の美味がたくさん!大間のまぐろ、陸奥湾のほたて、十三湖のしじみ、せんべい汁、にんにく、りんご、りんごから作るシードル……豊かな自然の中で生まれる山海の幸とそれらを加工した食品がよりどりみどりで、おみやげが持ちきれずまとめて宅配をお願いしたほどです。
初青森でしたが、楽しみにしていたのが昔から大好きだった「たわわ」でした。着いた日に新幹線の新青森駅構内にあるおみやげスポットに、たわわを作っているおきな屋さんを発見!
実は急に地元の方に手みやげを持っていくことになり困っていたのですが、お店の方とお話すると「たわわは高価なお菓子なので、自家用にしょっちゅう買うようなものではないんです。いただくと嬉しいものですよ」と教えていただきました。
そういうことは東京でも京都でも、確かにあります。なるほど、と思い箱詰めをオーダー。自分のおやつ、おみやげには小袋を。先様には、あーたわわだ!ととても喜んでいただけました。
私も久々に味わったのですが、よくできたスイーツだと改めて感じました。原材料だけを見ると完全に洋菓子なのに「和風アップルパイ」と銘打つだけあり、不思議と「和」なんですよね。
まっとうに作ったアップルパイを手のひらに乗るような小サイズのスクエア型に、ギュッと成型!もちろん実際はアップルパイを圧縮しているわけではないのですが、ケーキではなく小さな焼菓子のように食べられるアイデアがとても面白いのです。
こうしたお菓子は他にないわけではありませんが、りんご王国青森ならではの素材を使って誰もが知る「アップルパイ」というものをこういうカタチに仕上げたことが本当にステキだなと思います。
私はバターをたっぷり使ったこういうお菓子は、冷やして食べるのが好き。少し甘めなのでコーヒーにぴったりですが、お茶だと緑茶よりほうじ茶のほうが合います。またりんごの香りを持つカモミールティーに合わせてもよいでしょう。
シナモンなどのスパイスを入れずに作られているのも特徴ですが、逆に袋から出して皿に盛りつけスパイスをふれば見た目にも味にも変化が生まれます。
器や合わせるドリンクによって、和のはずが洋にも感じられそれも楽しいもの。もうひとつの代表銘菓「薄紅」も美しく上品な一品です。
バラ売りを買うこともできるのが嬉しく、オンラインショップでは他にも揃ういろんなお菓子を選んでお試しできます。日持ちする個包装なので手みやげにもおすすめです!